ぎんねこ
枕もとに分厚い本、「永遠の仔」がある。
毎晩、寝るとき少しづつ読んでいる。
表現が丁寧で地味な展開、読む速度が遅いしすぐ眠くなる。
まだ上巻の半分も読んでいない。
通勤の時読むのは、もっぱら週刊誌だが今日は娘が読み終えた「沖で待つ」を読む。
芥川賞受賞作品である。
それにしては読みやすい文章。
今朝の天気予報だと今日までが暖かな3月下旬の気候だが、明日からは寒くなるそうだ。
昼、うらもん通りの名物蕎麦屋「ぎんねこ」に行く。
蕎麦屋でバタ臭い店名。
戦前はシルバーキャットという洋食店だった。
敵国名はダメだということで直訳の「ぎんねこ」になった。
ガラッと戸を開けると正面に長いテーブルがある。
両側にずらっと12名が座れる。
そのわきに4人掛けのテーブル席6つ。
間隔が狭いのでゆっくり出来ない。
だから回転が速い。
昼時が勝負である。
私はタヌキ蕎麦を註文。
後から来た常連は、ラーメン、小カレーなどいろいろな物を頼んでいる。
TVではみのもんた。
麻生内閣の支持率が10%を割ったらしい。
それにG7会議での中川大臣の酔っ払ったような記者会見。
すべてマイナスに向かっている。
タヌキ蕎麦を半分くらい食べていたら同僚のHさんが表れた。
私に気がつかない。
どっちかと言うと私の体躯や顔は平凡である。
だから周辺に同化してしまう。
食べ終わってからHさんに「よおッ」と声を掛けた。
前の人横の人との間隔が狭いので今日のタヌキ蕎麦の写真は撮らなかった。
目の前でカメラを構えたら怒られるかも。
今日は月曜日だから休肝日のつもり。
しかし、家に帰ると夕食が美味しそう。
娘がラムチョップの料理をしている。
これはワインに合う、、らしい。
美味しい食べ物には、やっぱりビールでしょう。
「今日は給料日だし、飲んでもいいんじゃない」とママ。
「はい、飲ませていただきます!」