日光しらねー山 - ムックへの異常な愛

ペンションで早起き。
外は霧。
ポタポタという雨音。
今日はやっぱり雨か！
ペンション玄関にあるテラスのベンチに座る。
ポタポタは木立から落ちる雨だれだった。

素足にサンダルを履いて周辺を歩く。
靄っている。

３０分ほどの散歩だったがサンダルで足の指がすれて赤くなった。

朝食。
マスターに「飲み物はコーヒー、紅茶？」と聞かれたのでみんなの真似をしてコーヒープリーズときどった。

温かいパン。
おかわりできる。

窓から見える緑、そして柔らかい光が差し込み気分がゆったりとできる。
奥の上品な初老の２組のカップル。
弁護士さんと八ヶ岳に別荘を持つ役人さんご夫婦のようだ。

ペンションから歩いても１０分もかからないロープウェイだがマスターの車で送ってもらう。
ロープウェイの料金は２千円。
でもペンションから割引券をもらったので４００円がキャッシュバック。

すごい霧だ。
視界１０メートル？
どんないい景色もこれじゃあ。

頂上は我々４人が一番乗りだった。

可憐なコマクサが迎えてくれた。

このあたりに日光白根山が見えるはず。
霧でわからない。
どの方向かなあ？とコマクサに聞くと「しらねえ山」と答えた。冷たいねえ。

二荒山神社に手を合わせて鹿よけの扉を開けて散策コースに入る。先導はＳ根さん。
この霧なので日光白根山はやめて周辺の散策コースになった。正直ホッとした。険しい登りは自信がないのだ。

大きなキノコ。

不動岩あたりまで来ると後ろから小学生の集団。
４年生くらいの生徒２０数名に引率の先生６人。
元気である。

このあとの登りがきつかった。
苦しくて心臓あたりが痛くなった。
しかし登り終わり休息をとると回復。

大日如来さまにお賽銭をあげて感謝。

こんな曲がった木がある。
雪の重みだろう。

避難小屋。

七色平には草花の保護で電線で囲いがある。
これも鹿よけ。
触らないように．．。

地を這うように広がっているのはカニコウモリ。
この名前はあとでレストランのオネエサンに聞いて知った。葉のかたちがコウモリ？
つんつんと白い花が咲く。

六地蔵。
一つの地蔵にお賽銭をあげているＳ根さん。
さいごに「みんなで分けてね」

珍しいミドリのキノコを発見！

柔らかい土に獣の足跡。
まさか熊！
この大きさは鹿だろう。

「眺望絶好」という案内板。
期待していくとまた霧だった。

厳しい登りにまた息も絶え絶え。

やっと鹿よけ扉を開けて山頂広場に到着。
ここまで２時間半。

ちょっと霧が晴れてきた。
日光白根山の頂上が見えだしたぞ。
もう少し！

やったー！
頂上の三つのこぶがよく見える。

足元にはハクサンフウロ。

遠くでＯ川さんが手を振っている。
別行動だった。２時間半ぶりの再会。
そこは天空の足湯。

ふーっ気持ちいい！

ワンコを連れたご夫婦。
了解を得てパパさんと写真。
シーズ犬のさくらちゃんは８ヶ月で可愛い盛り。
因みにワンコのロープウェイ料金は６００円。

昼食は石のテーブルでペンションが用意したにぎりめし。
当然缶ビール。

帰りのロープウェイ。
青空がちょこっと。

雲の下に丸沼が見える。
いい景色である。
写真、ちょっと大きすぎたかな。

下につくとスキー場。
サマーゲレンデ。

帰りにまたペンションに寄る。
コーヒーと紅葉饅頭をいただき小休止。