長瀞までは2時間




朝7時、駅に行こうと神社の中を通るとチロちゃんがいた。
トイプーの女の子にしつこくちょっかいを出してパパさんに抱きかかえられたところ。

7時21分の南栗橋行に乗り東武動物公園で館林行に乗り換え。一番後ろ、逃げていく景色ながめる。

羽生駅秩父鉄道を待つ。
ここまで1時間。
三峰口行がやってきた。

ここから下車駅野上まで1時間。
つまり越谷から長瀞まで2時間。
ボイスレコーダーを聞きながらうとうと。

野上駅のホームで桜がお出迎え。
ここで今日のメンバー12名と顔合わせ。

近所のスーパーで花見の飲み物、食べ物を仕入れる。
時間が早いので弁当はまだできていない。
「5分ほどおまちください」と言われた。
5人が同じシャケ弁当を買った。



荒川に架かる高砂橋をわたる。
右からモモ、桜、菜の花。
モモの下に紫のハナダイコンも見える。

法善寺に寄る。
寺務所は普通の民家。
縁側で「まあお茶でもいっぱいどうだ」という光景である。

法善寺の枝垂れ桜。
そろそろ終わりかな。

山裾にピンクの花畑。
素晴らしい。
映画の一場面を見ているようだ。

オートキャンプ場(熊さんが行くような場所)の上の橋、金石水管橋をわたる。

「わーっきれい!今まで見た景色で一番かも知れないわ」とT山さんが言う。
因みにT山さんは還暦を過ぎている。



長瀞駅に向かう北さくら通りを歩く。
両側に桜並木。
満開がすぎて車が通ると花びらが舞う。
しかしシートを広げて花見をする場所はない。

結局は岩畳まで降りる。
ライン下りの舟は出たばかりで写真にはない。
一人1600円で20分。



こんなところで昼食した。
そばを通った男性がニヤッと笑いながら「花はないですね」と言う。「はい、桜は途中で充分見ましたから」と答えておいた。
天気が良くて日焼けしそうだ。

スーパーで買った弁当。
これで399円。
ありがたい。
酒のつまみに充分である。

日本酒好きなI澤さんがワンカップをあける。

K井リーダーははたはたひれ酒。
火で炙ったはたはたの干物が中に入っている。

S瀬さんが差し入れてくれたフランスワイン。
「旨そう、ワーイインダだ!」と私が言うと「古い洒落だね」とY崎さん。


S瀬さんが「桜を見ると思い出すのがY口さんが教えてくれた良寛の俳句、散る桜 残る桜も 散る桜」と話す。
そばでY口長老がうなづいている。
いずれみんな散っていくんだ。



土産物屋でママから頼まれていたしゃくし菜漬けを買う。
今回の幹事長のI澤さんがソフトクリームを買っていた。



アンティックな長瀞駅の風情。



新越谷駅に着いたのは4時ちょいすぎ。
ロータリーでイチゴの安売りをしていた。
オニイさんが「2パックで300円でいいや!」と叫ぶと客が集まった。
家に帰ってママに言ったら「買ってこないでね」と言われた。