ニホンカモシカ撮ったどー!



私は霧積温泉なのでムックの写真はママが撮ったもの。
目の色は生まれつき。
白内障の目ではありません。


5時過ぎに目が覚めた。
私が一番。
金湯館の朝、、水車。

手前の池に珍しい魚がいる。
アフリカ原産のティラピア
オスが口の中で卵をかえすマウスブリーダーである。

玄関の外に大きな看板。
森村誠一が学生時代にこの宿に来て弁当の包装紙にあった西条八十の詩「帽子」に感激して名作「人間の証明」を書き上げたそうだ。
「母さん僕のあの帽子どうしたんでしょうね?」


この温泉旅館を支えている優しい女将さんに「玄関に飾ってあった鎧甲にお孫さんの写真がありましたが私と同じ誕生日でした」と話しかけた。すると彼はもう20歳で浦安のホテルでがんばっているなどといろいろと説明してくれる。了解をとってパチリ。

朝風呂にはいってから7時ちょい前に朝食。
これもまたおかずが沢山。
これから山に登るのでビールは我慢。


旅館前で集合写真を撮って8時に出発。
昨日体調を崩したO川さんも奇跡的に回復した。
ただS根さんは足が悪くて宿で待機。



1時間くらいすると鼻曲山という矢印。
そして急登。
これは頂上が近いぞ!
ふーふーいいながら登る。
しかし頂上じゃなかった。


道が崩れたので急遽つくった迂回道だった。
鼻曲じゃなくてへそ曲がりだよ。


リーダーの姿が隠れるくらいの深い藪。
それに細かい雨が降ってきた。
まあ木立が傘になるので合羽は着ないでいいか。
でも帽子をかぶる。


しばらく行くとアタマにガツンと衝撃。
木の枝がでていたのだ。
下を向いていて気がつかなかった。
帽子をかぶっていてよかった。
すると後ろから「帽子は危険防止になるね」という声。


この後左股裏にチクンと激痛(チクンと激痛という表現はおかしい?)。
ハチかアブにやられたようだ。
泣きっ面にハチ?



今度はロープがないと上れない急なところ。
両足をふんばって登る。

雨が強くなったので合羽を着る。
合羽を着ると暑くて汗が。
つまり外側はガードするが内側から濡れるのだ。



木がきれてちょっと見渡せる場所があった。
雲が動いている。


やっと頂上鼻曲山1654m!


S賀さんからトマトが配られた。
これはいつものこと、ありがとさん。


そうり(ニックネーム)に薬をいただき股に塗る。
思ったほどじゃなかった。



宿で作ってくれたおにぎり弁当。
でっかいのが2つ。
一つで十分だ。
包み紙に西条八十一の詩が書いてあったか確認するのを忘れた。

頂上からの眺め。



花や蝶。


下山も悪戦苦闘。

途中でペットボトルの水がきれた。
早足で下る。
宿について水を飲みたい。
一番前にでた。

するとうれしい出会いがあった。
視線を感じた。
動物が私をじっと見ているじゃないか!

ズームする。
実に美しいニホンカモシカ
カモシカ撮ったどーっ!


一番で宿に着いた。
まず女将さんから雨は降りましたか?といわれた。
早く温泉に入って..とも。


また旅館のバンに乗って横川駅へ。
かまめしで有名なおぎのやがあった。
今はひっそり。


ここから高崎まで。
車中で飲むビールが欲しい。
しかし駅の売店で売っているのは釜飯だけ。
売場のおばちゃんに「この辺でビールは売ってますか?」と訊いた。
「大通りを100mほど行くと左側に酒屋がありますよ」と教えてくれた。
列車の時間があるので、私は走ったね。
みんなの分も買った。


高崎で新幹線組と鈍行組に分かれた。
私、ソウリ,S賀さんS藤さんの4人はのーんびり帰る。
今回も忘れられない山行きになったなあ。