ダイヤモンド富士
陸橋下。
首輪もリードもない茶色の犬がいた。
どこかの家から脱走したのだろう。
写真を撮ったがピンボケだった。
我が家の前の道に人が倒れている!
足だけが見える。
よく見たらS井さんの旦那だ。
こんな恰好をして下水を掃除しているようだ。
朝食を食べると日当たりのいいソファで寝るのがムックのパターン。
脚立を使って天窓の網戸と窓ガラスを外す。
ガラスはママが濡れた新聞紙で拭く。
年末大掃除の一環である。
市のタンク車がやって来た。
下水が詰まっているので清掃に来たという。
今朝ほど腹這いになって掃除をしていたS井さんが依頼したのかも。
ママは絵手紙の友達とランチへ。
私は15穀米でチャーハンをつくる。
残っているおでんをつまむ。
録画したフランス映画「危険なプロット」を観る。
高校教師が生徒に作文を書かせるところから始まる。
コメディの軽快なタッチで最後まで引き込まれる。
映画祭で賞をとっているらしい。
でもR15指定の意味がわからん(半分期待していた)。
シャトレーゼに行く。
クリスマスイヴなのでケーキを買うお客でこんでいた。
雰囲気だけでもクリスマスに便乗しようとショートケーキを買う。
信号のところに背の高いサルビアが咲いていた。
サルビアは夏の花だと思っていたが..。
冬のサルビア。
森進一の「冬のリヴィエラ」のメロディが頭の中に流れる。
サルビアとリヴィエラ、字を並べるとまったく似ていないが発音が似ている。
今日はダイヤモンド富士が見えるかも、と期待して相生陸橋の階段をのぼる。
大きなカメラを持った女性がいた。
彼女もダイヤモンドハンターだな。
おっと富士山の黒い姿。
その頂上に真っ赤な夕日が沈むところだ。
これぞダイヤモンド富士山!
あっという間に赤い光が消えていく。
安いデジカメでもよく撮れた。
後ろを振り返るとオジサンが橋の手すりにのぼってカメラを構えていた。