女房と畳は
ムック、まだ左足は良くなさそうだ。
玄関の段差を降りるときが心配。
しかしいったん歩き出すと平気。
今朝は近場の住宅地を散歩。
登戸グランドの向こうに青空が見える。
帰りはムックを抱いて歩く。
ムックの体重はたった3.7キロくらいだと思うが腕が疲れた。
畳屋さんがやって来た。
居間の6枚の畳を一人ではがして軽トラに積む。
見た目は私より上かな、と思い「お幾つですか?」と訊いた。「63歳です」と言われてちょっと驚く。
職人さんの顔である。
土曜日に山歩き会で富士山駅まで行く。
と言ってもマウント富士に登るわけじゃない。
目的地は富士五湖パノラマ台。
富士山駅は富士急行でSuicaは使えないらしい。
K井リーダーからJR・富士急行連絡乗車券を買っておくようにと指示された。
切符を買に南越谷みどりの窓口へ。
駅員さんが親切に教えてくれた。
指定席は売り切れだった。
しょうがない紅葉の季節だ。
自由席でもいい。
南部図書室へ。
おっと、老眼鏡を忘れた。
眼鏡がなければ活字が読めません。
ダイエー4階のCan★Doに寄り108円の眼鏡を買う。
この100円ショップで甚平を着ているおっさんを見た。
真夏のスタイル。
今日の気温、かなり寒い。
そのあと6階の図書室へ。
上手い具合に週刊文春が棚に戻って来た。
最初のグラビアに巨人の阿部慎之助が!
写真についたフレーズが「阿部慎之助 夜のフリンスイング!」。
思わず心の中で上手い!と叫んだ。
グラビアアイドルとの不倫現場をばっちりとフライデーされたのだ。
英雄色を好む。
今日借りたのは宮本輝のエッセー「真夜中の手紙」。
サンシティの赤煉瓦に絡んでいる蔦が紅葉しだした。
「蔦のからまーるチャペールで祈りをささげた日」というメロディが頭の中を流れる。
今日の昼はダイエー地下で買った鶏そぼろ弁当。
そぼろだから、ご飯がぼろぼろと固かった。
食べ終わった後に弁当の裏を見たら「レンジ加熱」と書いてあった。なるほど、温めて食べるものだった。
葛西用水わきに植えてあるモミジバフウ(紅葉葉楓)が赤く染まりだした。
家に帰ると玄関に草履があった。
そうか畳屋さんだな。
出来上がった畳を居間にセットしてくれていた。
新しい畳の香りが気持ちいい。
畳のへりの模様もよろしい。
因みに畳のへりとは漢字で畳縁と書く。
登龍湯に自転車がいっぱい。
今日は水曜日でいきいき銭湯、老人が無料の日。
老人ばかりの銭湯というのも..ちょっと行きたくないなあ。
私は内湯に入って新しい畳の匂いを楽しみながらビールを飲み湯豆腐をつつく。
やっぱり女房と畳は新しいほうがいい..。
そう思っても口には出さない。