三斗小屋温泉で混浴
今日は山登り。
散歩は早め。
神社境内掃除してくれているU野さんがいた。
朝食を食べるとママが私の顔を見て笑う。
確かに私の顔は面白いが。
顔横についた寝あとがすごいようだ。
年をとると肌に張りなくなり寝あとがとれない。
10年前に買った登山用靴下を今も履いている。
買った時はたかが靴下なのに高いなあ、と思ったがいいものは長持ちする。
武蔵野線は通勤時間帯。
それでも座れた。
大宮駅で新幹線に乗り換え。
時刻表ボードを見上げる。
24分に4本もやってくる。
私が乗るのは8:10やまびこ205号。
細長い顔をした「やまびこ」がホームに滑り込んできた。
女性的な顔立ち。
天気は良くない。
車窓を靄がかかったような景色が流れる。
那須塩原駅には8時58分に到着。
自分が乗って来た車両を眺めながらホームを歩く。
連結部分はまるでキスしているようだ。
後ろの車両から出て来たK井さんと挨拶。
改札で4人が揃いさあバスに乗ろう。
大型バスに客は我々を入れて6人。
70半ばの男性とぴったり寄り添うアラフォーの女性。
どんな関係?
バスは那須の観光地の中をぐるぐる。
見たことがあるスポットが沢山。
70分後にロープウエィ山麓駅に着いた。
霧がすごい。
ロープウエィから壮大な眺め..のはずが全く見えない。
真っ白だ。
茶臼岳(那須岳)の頂上を目指す。
足元は細かい火山石。
ちょっと歩くと息苦しい。
何しろ上りは弱い。
高山植物が気持ちを安らげてくれる。
この花の名前はウラジロタデ。
中腹の岩盤で若者が20名ほど集まっている。
それぞれが今年の目標を大声で叫んでいるのだ。
「宣誓!今年中に100万円をためて彼氏をつくるぞー!」
女性は「私は部屋を奇麗にして彼氏をつくりまーす!」
隣に見える尖った山は朝日岳。
てっぺんは緑だが横は赤い岩肌。
岩場で昼食。
S賀さんから大きなトマトが差し入れ。
ツユをポタポタたらしながらかぶりつく。
茶臼の横腹からシューっと音がしてガスが噴き出している。
この音がジェット機や雷の音に聞こえることがある。
峰の茶屋避難小屋に到着。
強い風や雨、雷を避ける小屋である。
しかしトイレはない。
これから赤い火山灰の斜面、それも細い道をざっざっと下りる。
見上げると今にも落ちてきそうな岩。
地震が来たら大変だなあ。
一緒になった中年女性2人とともにダケカンバのトンネルを通る。
2時30分、やっと今日の宿「三斗小屋温泉」に到着。
2軒ある旅館のひとつ「煙草屋旅館」に宿泊するのだ。
煙草屋旅館の下を流れる青い水。
いや水が青いんじゃなく底の岩が青いのだ。
さあ露天風呂に入ろう。
3時から5時までは女性専用となるらしい。
それ以外は混浴。
メンバー4人で入る。
素晴らしい!
山をバック..まるでTVか映画のようだ。
風呂からあがると缶ビールで反省会。
明日の予定を決める。
私は飲むほうだけ参加。
大広間に客は9人(男5、女4)。
シーズンには5,60名はくるんだろうなあ。
夕食後にまた露天風呂に行く。
5時を過ぎると混浴になる。
そこには40歳半ばの女性が2人入っていた。
「どうぞどうぞ」と言われた。
これで本物の混浴になった。
男ども5人に女性が2人。
女性を交えて山や旅行の話をする。
忘れられない思い出をありがとう!
こんなに長く温泉に入ったことがない..。