三の酉
用水わきでラジオ体操。
この中にチロちゃんとパパがいるはず。
家に帰りムックのスタジャンを脱がすと落ち葉がひっついている。
落としたはずだが..。
入谷駅で下りる。
金美館通りを歩く。
大きな熊手を担いでいる人が通る。
かなり重たそう。
今日はお酉さまの三の酉である。
懐かしい店がある。
昔は「招福」という屋号だった。
私の一番の遊び相手だった川井さんの店。
脱サラして好きな水商売の道を選んだ川井さん。
最初の店がここだった。
今は居酒屋風フランス料理店。
川井さんは平成9年12月に亡くなっている。
因みに平成9年の4月には我が父が亡くなっており、10月には同期入社の小松君も亡くなっている。
人生において影響を受けた人たちとの別れの年でもあった。
この店を見て亡くなった人たちを思い出した..。
思い出というものはつながっている。
鷲(オオトリ)神社。
両側に白装束の男性が参拝客の頭の上で白いフサを振っている。
参拝客の列に並ぶ。
わきに熊手を買った人の名前が大きく貼ってある。
これは石原慎太郎親子。
4人の息子の名前がある。
本堂正面に提灯が飾ってある。
中心は「ふぐの三浦屋」。
こりゃあ宣伝効果高いぞ。
やっと順番が来た。
ガランガランと鳴らす鈴は7つある。
沢山の人がこの鈴を鳴らす。
中には力持ちもいるだろう。
この鈴が切れて落ちたら大変だ。
そういうことで網でカバーしてある?
シャンシャンシャンと手拍子が心地よい。
熊手が売れた時にやる。
こんな大きな熊手、いくら払うんだろう?
40代の飲食店経営者夫婦のようだ。
興味があったのでそばにいて見ていた。
奥さんが懐から出したのはお札の入った封筒。
受け取る側も中身を確認せずに頭をさげて手に取った。
縁起ものである、だから値切らない。
途中で腹が減った。
お酉さまの屋台での勧誘があったがどうも落ち着かない。
ひさご通りの中華店に入る。
食べたのはマーボー豆腐定食に生ビール。
ペンキで汚れた作業服の男性が二人来た。
何かを注文。
すると太ったほうが「タバコ切らしてしまって、メンソールタバコの買い置きあります?」と言う。
すると若い女子店員が「ありませんが、メンソールじゃないけど私の煙草なら差し上げますよ」と吸いかけのタバコを持って来た。
ペンキ職人が「すみません」とそのタバコをもらった。
そのあと職人が外に出て新しいタバコを買ってきて女店員に返した。
女店員は「あら悪いみたい」と笑顔。
ここから恋がはじまるかも?
花やしき。
開業160周年だそうだ。
浅草寺。
宝蔵門そばにある蕎麦屋「花月堂」に行列。
ここはTVで有名になった店。
それは蕎麦じゃなくジャンボメロンパン。
今日の行列は少ないほうだ。
行列を整理している店主(?)が修学旅行の中学生相手に「この前、スマップが来たよ、キムタクと並んだがオレのほうがいい男だったぞ」と笑わす。
入り口にここを訪れた有名人の写真が貼ってあった。
しかし私の写真は撮られなかった..。
浅草駅近くにうさぎカフェがある。
こんなビルを借りて商売になるのかな?
汚い用水にカモがいる。
例年思うのだが、こんなに干上がった用水で、カモに申し訳ない。
一年を通して水を張ってもらいたい。
越谷市長、お願いしますよ!