京都へ
ムック、ママと京都に行って来るよ!
いい子でお留守番してね。
東京駅に着くと早速駅弁を買い求める。
ここは「駅弁祭り」という店。
サンプルが壁に埋め込まれている。
乗車したのはのぞみ221新大阪行。
発車してすぐに恥ずかしいと言うママ。
でも食べちゃおう。
私はカツカレーサンドイッチにビール&缶チューハイ。
ママは牡蠣弁当。
小田原を過ぎたと言う車内テロップ。
そして姿を現したのが富士山。
それを見て手を合わすママ。
京都駅の八条口に出た。
ここはメインじゃないようだ。
タクシー乗り場に並ぶ。
前の和装の中年女性が二人。
そのはんなりした話し方に京都を感じた。
運転手さんにも驚いた。
独特の京都訛りでよくしゃべる。
ずーっと。
目的地は京都西のはずれ華厳寺(鈴虫寺)。
下りるまでまで運転手さんのしゃべりは続いた。
鈴虫寺は小高い山にあるが拝観する客が下まで並んでいる。
前の女性が手を伸ばして紅葉の写真を撮る。
この紅葉はまだ序曲である。
これから真っ赤に燃える晩秋を肌で感じる旅が始まるのだ。
前の方はリピーター。
「これでも少ないほうですよ」と言う。
仏様がおられる座敷に案内される。
そしてお茶と小さなお菓子が配られる。
お坊さんのアリガタイ話が30分。
願い事をたった一つに絞ってお参りしなさいと言われる。
話が終わると障子が開けられる。
比叡山が見える、らしい。
鈴虫の部屋。
28年かけて四季を通じて鳴く鈴虫の飼育に成功した。
ガラス箱の中でリーンリーンと盛んに鳴いている。
草鞋を履いたお地蔵さまにお願いする。
願が叶ったらお礼まいりをします..。
バスに乗って嵐山まで。
京都の道は狭い。
大型バスが擦れ違うときはどちらかが止まって待機するのだ。
嵐山に到着。
ひえー!(比叡山じゃない、驚きの声)
渡月橋がこのありさまだ。
渡月橋を渡ると土産物屋、飲食店が並んだ道が北へ真っすぐと続く。
ここもすごい人。
嵯峨コロッケを買って食べながら歩く。
天龍寺。
天龍寺の起伏のある庭園を歩く。
いい眺めだ。
若い中国の観光客が多い。
このあとは夕闇せまる渡月橋までもどり。
今日の宿泊地「花伝抄」へ。
受付で10人くらいの宿泊客が待っている。
ここで30分。
これは印象がよくない。
夕食は7時30分から。
大浴場に入るも客は私一人だった。
夕食はこれだ。
献立表によると前菜、先椀、お造り、強肴、台の物、焼きもの、お晩采、天麩羅、とあったが..これは旨い!というものはなかった。