朝顔の次はほうすき



朝の6時40分。
もう暑い。



コジローくんと会う。
可愛い顔をしているが、ワンワンワンと吠えながら斜めになって向かってくる。
リードを持っているパパさんが大変。




谷古田緑道には野外水道が2ヵ所ある。
夏の散歩ではこの水道にお世話になる。





今日の昼はママが作ってくれたナポリタン。
これはいける。
旨いじゃん、と言いながら缶ビールを飲む。


午後、浅草に出る。
このクソ暑い中..でも行きたいのだ。
今日はほうずき市である。


信号の前に外人カップル。
女性の背中に蝶のタトゥ。
昔こんな歌があった「あなたに抱かれて私は蝶になる〜」





浅草寺本堂前に「四万六千日」という横断幕。
今日お参りすれば四万六千日分お参りしたことになる、らしい。
虫のいい話だ。


米一升分の米粒は46,000粒ある。
一升と一生をかけたらしい。
つまりほうずき市に来て観音様にお参りすれば一生分。


浴衣美人があちこちにいる。










境内にあるほうずき市の露店をぶらぶら。
この露店の数は120軒。
ほうずきは一鉢2千5百円、だいだい色の枝一本は千円が相場。










境内の奥のほうにある露店に行くと「2千円でいいですよ」と言う。
売れ残るより売り切りたい。
ほうずき市じゃなければとても2千5百円の値段はつかない。
じゃあ買うよ!




店の若者が「オトウサン記念写真を撮ってあげますよ」と言う。
撮ってもらった写真がこれ。
娘に買ってもらったストローハットを被ったサングラス爺さん。
相変わらず出たがりだね。






木馬館の裏に客が行列。
小泉たつみ、小泉ダイヤ、両座長の公演である。
下町演芸は根強い人気がある。




中央競馬会の場外がある手前で工事。
「何が出来るんですか?」と
斜前の洋装店の店主に聞いた。


「ホテルだよ、今までは映画館や飲食店だったんだよ」
このあと「昔は良かったよ」と長い話が始まった。
オヤジさんから店を引き継いだそうだ。
年代は私と同じくらいかな?



馬券を買った人が利用する飲みや通りを歩く。
でも今日はここには入らない。
浅草はいろんなところからスカイツリーが見える。





仲見世にある激安靴屋カロール。
ここの名物オーナーはこの小さなオヤジさん。
特徴はこの大きな伊達メガネ。





喉が渇いた。
ニュー浅草で軽く飲んで行こう。
瓶ビール!
あさひビールのおひざ元だが出て来たのはサッポロビール
つまみはツブガイの刺身とタヌキ豆腐。


ここには1時間もいなかった。
いつも入り口に立っている社長がいない。
「社長は引退なの?」と聞いた。
「はい、そうです」と跡取り息子が答えた。




吾妻橋からスカイツリーを望む。
浅草に来るとどうしてもこのアングル。



浅草からスカイツリー線始発に乗る。
隣に座った青年が「この電車はとうきょうスカイツリー駅に止まりますか?」と聞く。
「大丈夫ですよ、次がそうです」と答える。
駅に着くと「ありがとうございます」と丁寧な挨拶。
今時珍しく礼儀正しい青年に「いってらっしゃい!」と声を掛けた。




新越谷に着くと手に持ったほうずきの風鈴がちりんちりんと鳴る。
前から来た人がニャリと笑う。
ストローハットにサングラス爺さんにほうすきは似合わないかも?
写真は自転車のカゴに入れたほうずき。


朝顔の次はほうずき。
これから楽しい夏になる。
暑いのはあたりまえ。