平成14年の春分の日も





谷古田緑道の桜が咲きだした。
木によっては3、4分咲きもあった。



この調子では今週末が満開だろう。




ボンボリが吊るされている。
桜が咲きだしたので町会役員が慌てて出したのだろう。
これから2週間は桜の木の下が賑わう。




婿殿の父上とばったり会う。
「どうも 桜が咲きだしましたね」と挨拶。
チャッピーくんとムックも鼻を突き合わせてオハヨウ。





家に帰ると駐車場そばに地植えヒヤシンスが顔を出した。
冬の間、鉢の下でじっと我慢していたんだろう。




今日は私の実家へ。
実家手前にある称名寺で墓参り。
モダンな造りの本堂。






線香を持って来なかったので寺務所に行く。
顔なじみのS波さんがいたので1束買った。
写真は線香の火つけ器である。
風が強い時はライターでも付きにくい。
この火つけ器の威力はすごい。



本堂の前では名物の大銀杏が初夏を待っている。
大銀杏と言ってもちょんまげじゃない。
ちょんまげと言えば大相撲春場所白鵬が今日も勝って11連勝の一人旅。


墓参りを終えて駐車場に行く途中、腰を90度に曲げて歩いているオバアチャンがいた。
「大変ですね、お参りをすると気持ちいいでしょ?」とママが声をかける。
すると「静かでいいねえ」とピントがずれた返事をしてくれた。
聞こえているのか?
息子らしい男性が「90歳になるんですよ」と言葉を添える。


93歳の義母は杖をついているが耳も口も達者である。




実家へ行く。
広い廊下が温室のように暖かい。
シンビジユムの手前に赤紫のサイネリアがあった。
和名は柱華。
存在感がある。



兄弟4人夫婦が仏間のテーブルで彼岸の顔合わせ。
今年も8人全員が揃った。
例によって亡き父母の思い出を笑い話のように語り合う。
これが美味しいつまみになりお酒がはかどる。


母が亡くなったは平成14年の春分の日
あの年も今年と同じように桜の開花が早かった。
告別式の日、桜が大好きな母を見送るように花びらがハラハラと霊柩車の上に散った。
思い出すと目頭が熱くなる。



最後は牡丹餅。





実家の庭にフキノトウが生えていた。
ちょっと遅いかな?もう花が咲いている。
これを3つばかりいただく。




それと義姉が育てた柔らかいブロッコリー





帰りはママの運転。
私は助手席でウツラウツラ。