感動は長く残らない
陸橋のスロープにて。
目がちっちゃい!
犬は飼い主に似るってホントだ。
ママの友達が来るというので早めに家を出る。
「邪魔だろ?」
「別に居てもいいわよ、2階でパソコンをやってればいいじゃない」と言われたが自由に外出できるチャンスである。
浅草に向かう。
まてよ、その前に映画を観よう!
西新井で途中下車しArioに行く。
東宝Cinemasに着いたのは10時20分。
もう始まっている。
「途中からでもいいですから」と言うと優しい受付のオネエサンは「大丈夫ですよ、まだ予告篇ですから」と笑顔。
間に合った!
今日観たのは「東京家族」。
スクリーンに「携帯電話はマナーモードに」と映し出されたので慌てて携帯をマナーモードにした。
同じ動作をしてる人が数人いた。
ハンケチを出して泣く準備。
するとすぐに涙が出て来た。
別に悲しい場面じゃない。
いい映画だった。
涙は出たが見終わった感動は長く残らないさらっとした映画。
家族は順番に亡くなっていく。
欠けがえのない家族、生きているうちにお互いに語り合い無用な誤解を残さないようにしたいものだ。
映画の中で亡くなったオバアチャン役の吉行和子、設定では68歳。
私と同じ年である。
ちょっと若すぎると思う(吉行和子の実年齢は77歳)。
だって長男は東京で医院をやっている西村和彦(見た目は50歳くらい)。
逆算しても70歳は越えていないと現実味がない。
妙なところに引っ掛かった。
東宝Cinemasのあるイトーヨーカ堂にバレンタインコーナーがあった。
3階から下を見た。
これがすべてチョコ売り場。
男性は沢山貰っても困る。
チョコッと貰えば嬉しいのだ。
西新井からまた浅草へ。
車窓から東京スカイツリーが見えた。
東武線の業平橋駅の名前が昨年から「とうきょうスカイツリー駅」に変更した。
今頃気がついたが東京スカイツリー駅じゃない。
「とうきょう」である。
浅草の空は曇っていた。
ここに来るとどうしても撮ってしまう写真がこれだ。
スカイツリーとアサヒビールのビル。
そして浅草寺の本堂・五重塔。
先日TVを見て覚えていたポップコーンの工場へ行ってみた。
そばまで行くと甘い匂いが辺り一帯に漂っている。
店まで行ったら「TVの影響で注文が殺到、工場での販売は中止」という看板。
がっかり。
お目当のもう一つはしゃぶしゃぶと中華めん。
雷門の横にある「Tやんこ部屋」。
その前に雷門の前。
相変わらずの人出。
修学旅行の生徒が沢山いた。
「Tやんこ部屋」は何と貸し切りだった。
浅草に来た目的2つが空振り!
しょうがない。
大衆居酒屋「N浅草」に入る。
まずは瓶ビールと肉豆腐鍋。
正面にあるTVではミヤネ屋をやっている。
北朝鮮で核実験をやったらしい。
この国を見ると窮鼠猫を噛むという諺を思い出す。
注意深く扱わないと..。
おや名物マスターがいない。
店員に「マスターはゴルフ?」と聞いたらら「ええ、今日は休みです」と言いにくそう。
このあとは牡蠣フライにホッピー。
また雷門方面まで歩く。
おやこんなところに「爆笑似顔絵」があるぞ。
そういえば今年の長兄の年賀状にこんな似顔絵があった。
因みに左はバナナマンと長友。
浅草からの帰りはいつもの通り東武線始発に乗って極楽のような気分で眠って行くのだ。
今晩遅く雪が降るらしい。
「雪が降ってもいいよ、今美味しいものが食べたいよー」とムック。
こういう生き方もいい。
私に似ているかも。