富士山の標高は809m



今日はママとお留守番です。



特急あずさ51号の車中。
新宿発7時18分。
今日は山歩き会で富士山駅をめざす。
と言っても登るのは杓子山。


大月駅富士急行線に乗り換え。
どういうわけか富士急行ではSuicaは使えない。
ここからはすべて現金。
富士急行よ、利用客のことを考えたら一日も早く全線Suicaに解放せよ!



隣に東南アジアの若いカップルが座る。
女性はサングラス。
外国語で楽しそうに話している。
車掌から「間もなく左手に雪をかぶった富士山が見えます」とアナウンス。
しかし左手の客が窓にブラインドを閉めていて見えない。


隣の若い男性が立ってドアガラスから写真を撮った。
私は座ったままカメラ構えた。
すると自分が邪魔をしたと思い「すみません、だいじょうぶですか?」と流暢な日本語。


「日本語お上手ですね、お国はどこですか?」と聞くと「どこだと思いますか?」と逆に聞かれた。
私が「タイランド?」と答えると
「いやインドネシアです」と言う。
これから富士急ハイランドに行くそうだ。


富士山駅に着く。
ちょっと前までここの駅名は富士吉田駅だった。
たいそうな駅名にしたもんだ。
ここでメンバー7名が揃った。



タクシー2台に分乗して不動の湯まで。






「この付近クマ出没注意」の看板。
クマよけの鈴を鳴らして先を行く。






山道のわきに白い可憐な花が咲いている。
これは野菊?





さっそく紅葉が出現した。
このあともっと素晴らしい紅葉が期待できると思ったが..。
ここだけだった。




そして青紫の花がめだつようになった。
これはトリカブトの花。
花としては美しいが恐ろしい毒草である。
美しい花にはトゲがあるくらいならいいがこれは本物の毒がある。




栗のイガがものすごく沢山落ちている道。
一面の毬栗、これにはびっ栗した。
中身はほとんど入っていない。
それでも小さな栗を見つけて拾っているメンバーがいた。




富士山が顔をだした。
2日前に冠雪したらしい。
思わず手を合わせたくなった。







オスプレイだ!
K井リーダーのリュックにこのマーク。
沖縄より先にすでに日本に上陸していた。
後で調べたらオスプレイとは鷹の一種で和名はミサゴ。
漁の名人らしい。






ハングライダー離陸所というものがあった。
切り立った崖に面している。
飛び立つ瞬間を見届けようと思ったが風待ちで様子をみている。
しょうがないスルーして頂上を目指す。









頂上手前のすごい急登。
心臓がバクバク、足ががくがくした。





頂上に登りきった時はしばらく言葉が出なかった。
嬉しくてじゃなく酸欠状態だった。
この男はオーバーだ。
杓子山1598mの頂上はこんな感じ。







頂上から地上を眺める。
富士山は顔を隠してしまった。
本当に変化が激しい。







頂上の雲が晴れた時に撮った写真をもう一枚。






昼食を食べて下りたのは1時ちょっと前。
先ほどのハングライダーのところに行くともう2機が待機していた。
空中を滑走して地上に舞い降りたあとエッチラオッチラと担いでここまで来たのか?
違う。
こんなモノレールが出来ていたのだ。
この上をトロッコみたいに走る。
遊園地みたい。




下山はハイペース。
先頭のE藤さんS賀さんが猛烈なスピードで飛ばす。
二人から100メートルは離された。





急いだ理由は不動の湯に入るためだった。
早く入ってゆっくりしたいということだ。
入り口に「イレズミの方の入場は堅くお断りします」の看板。
うちのメンバーは大丈夫かな?
入湯料千円にしては狭い風呂場だったなあ。



湯からあがったあとは例によって缶ビール。
迎えにきたタクシーに乗り富士山駅まで。



ホームの看板がこれ。
富士山標高809m。
えっ天下の富士山が809メートルしかないの?