「ひまわり」と「黒い雨」




朝の散歩で婿母とチャッピーに会った。
チャッピーちゃんの耳が小さくて可愛い。
母上の手にはスポーツ新聞。
父上のためにコンビニで買ってきたのだ。





朝食はダシとみそ汁。
何回も書くがダシとはナス、ナガネギ、オクラ、オオバ、ミョウガを細かく刻んで醤油で味付けしたもの。
山形の名産である。
朝からこのご飯の盛りかた、多すぎるんじゃやないの?




ママと大成町のひまわり畑に行く。
土日のフェスタには自由に摘み取らせていたらしい。
10時に行くと見物客は誰もいない。
まだ花は残っているじゃん。
見晴らし台に乗り写真を撮る。


ひまわりの通路を歩き近くで撮る。
この花を見ると気持ちが明るくなるようだ。


車がやって来た。
係のオジサンだ。
「昨日のフェスタではひまわり一人一本と制限したが、今日は5本でいいよ。でも幾らでもいいから募金箱にお金を入れていってちょーだい」と言われた。




車の中にあった鼻毛切りハサミでひまわりの太い幹を切っていたが、しまいには壊れた。
それもそうだ。
鼻毛はこんなに太いものはない。


そこでオジサンに剪定ばさみを借りる。





南越谷駅に行くと電車は事故で動いていない。
武蔵野線の不通は毎度のことある。
今日はこれから浦和へ行く予定だ。
さてどうしょう。


東武線で春日部周りで行く手もある。
でも時間に余裕があるので動くまでホームで待とう!
この判断が良くて20分ほどで電車が動いた。




浦和パルコ。
大丸地下のねんりん家でマウントバームを買う。






その後、昼食は「刀削麺酒家」へ。
懐かしい。
2年前までこの近くでパート勤務をしていた。




店に入ったのは12時半だった。
1階席は満員で2階に行く。
ここに来たら食べるのは当然坦々麺(680円)。
この辛さが癖になる。


食べ終わると玉蔵院前を通る。
警察官2人が警備していた。
何でだろう?
まさかオリンピックメダリストのパレードがあるわけじゃない。
警察官の写真は撮れなかった。


埼玉会館へ。
お目当ては詩人アーサー・ビナードさんの講演。
このアメリカ生まれの詩人の存在を知ったのはラジオ「吉田照美ソコダイジナトコ」。


会場内の写真はご遠慮くださいとのアナウンスがあった。
それでもちらっと撮った。


アサー・ビナードさんの話で広島と長崎に落とされた原爆の種類は違うということを初めて知った(聞いたことがあるかもしれないが記憶にない)。
昭和20年には日本が負けることは誰もが知っていた。
当然敵国アメリカもそうだ。
だって飛行機を飛ばすガソリンがなかった。


なのになぜ大量殺人兵器を2発も日本に落としたか?
戦争を早く終わらせるためじゃなかった。
それは実験のためだったのだ(日本人はモルモットか!)。
最初に広島に落としたの古いウラン爆弾。
そして長崎には新しく開発したばかりで威力が大きいプルトニュウム爆弾。


この講演を聞いていて原子力発電を進めている人類の愚かさがよくわかる。
特に唯一の被爆国の日本が北日本大震災のあとも原発を動かしている。
自然界には存在していなかったプルトニュウムをどんどん地球上に吐き出している。
原子爆弾原子力発電は同じくらい危険なのだ。



講演が終わるとロビーでアーサーさんの本の発売会。
買った人にはサインを書いている。
一人ひとりと会話をした丁寧な応対だった。



このあと映画があった。
今村昌平監督の「黒い雨」。
平成元年に公開された白黒映画。


暗くて悲しい映画である。
被爆者の5年後の姿。
直接被爆者も黒い雨をを浴びた間接被爆者も死ぬ運命。


シリアスなテーマだが唯一明るい収穫は、入浴シーンで田中好子さんの乳首が見えたこと(不謹慎だ!)。
天国のスーちゃんごめんなさい。



映画が終わるとM井さんとかしら屋へ。
ここにいたI藤さんと合流。
まずはかしら焼き、味付冷や奴を食べながら生ビールで乾杯!


その次はポテサラと黒ホッピー。
M井さん、I藤さんと今年中にもう一度飲みましょうと握手して別れた。


今日は明るい「ひまわり」と暗い「黒い雨」のお話。
両方とも地球に存在しているのだ。