あの人いいなあ



籐いすの上で「ママ早く帰ってこないかなあ」と首を伸ばしているムック。



朝の散歩は例によってムックを自転車のカゴに入れて出発。
青いリボンはとこやさんに行ったばっかりだという証明。





行ったのは谷古田用水。
水面すれすれにツバメが飛んでいる。
芦原の奥から食用ガエルのブオーブオーという鳴き声。
この鳴き声からウシガエルとも言う。





朝食は一人でお茶漬け。
ちりめんじゃこと蕗の佃煮をそえる。
味噌汁はジャガイモと油揚げ。
お茶漬けじゃなくても味噌汁をご飯にぶっかけて食べるのもいい。




我が家のクチナシの花が咲いた。
クチナシは毎年オオスカシバの幼虫に荒らされていたが、今年も強い香りとともに真っ白な花が開いた。






ゴーヤの葉っぱにカマキリの赤ちゃんを発見。
これは嬉しい!
見回したら3匹ほどいた。
早く大きくなれよ。
でも成虫になるまでが大変である。


自転車で歩道を走っていたらトイプードルを散歩している中年男性が来た。
キャップとサングラス。
私に挨拶をする。
??。
「私ですよ私」とサングラスをとると麻雀友達のO川さんだった。
O川さんは建築関係の人だから見るからに恐い。



図書館に行く。
日曜日だからいつもよりこんでいた。
スポーツ新聞を読む。



サンシティ今日の催し物は「東埼玉吹奏楽団演奏会」。
無料なので聴いて行こうかと思ったが開催までまだ1時間もある。
とても待てない。





髪の毛がだいぶ伸びた。
散髪しよう。
駅前の理容「Kダン」に行くと4人も待っていたのでやめた。


久しぶりにTSUTAYAに寄ってみる。
うーん今どうしても観たい映画はないなあ。
BSをまめにチェックすれば名画を観ることができる。




田んぼのところに燃えるようなルドベキアが咲いていた。
この明るさは西洋の花である。




蕎麦屋「M仙」に行く。
キャラットさんやはらぺこ熊さんがよく行く店である。




とりあえずビール。
お通しにタケノコの煮物が出て来た。
嬉しい。




ここに来たら当然盛り蕎麦だろう。
看板に手打蕎麦とある。
お盆の隅に冷や奴がちょこんと乗っている。





そうだ蕎麦味噌を食べよう。
ビールのコップを片手に呼び鈴を鳴らす。
しゃもじに味噌を貼りつけて焼くのだ。
こんな珍しいもん他では食べられない。


私の後ろには孫2人を連れた老夫婦。
「好きなものを食べていいよ」とオジイチャンがニコニコ顔。
男の子が私の味噌のヘラを見て「あっ、あの人いいなあ」とつぶやく。
君にはまだ早いよ。



小さな容器に入った蕎麦湯が運ばれてきた。
瓶ビールのあともう一杯飲みたかったがやめた。
残った蕎麦つゆに蕎麦湯を注ぐ。
白い蕎麦湯がとても濃い。







駅前の散髪「Kダン」にもう一度寄ってみた。
今度は待っている人は1人。
そのままソファに座る。


ビールが利いているのでウトウト。


お声がかかる。
散髪してくれるのはいつものマスターである。


私を見てマスターが「飲んでますね」と言う。
「分かりますか?」と私。
「そりゃ分かりますよ、床屋ですから」とマスター。
えっ?ちょっと会話が変だ。


すぐにわけが分かった。
マスターは「伸びてますね」と言ったのだ。
私は鏡に映る顔が赤いのでてっきり「飲んでますね」と言われたと思ったのだ。


そそっかしい私は早合点が多い。



バス旅行に行っているママの帰りが遅いので夕食も私が作る。
と言っても誰にでも作れるカレーである。
ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ニンニク、ブナヒメジを刻む。
旨さのポイントは2種類のルーを使う。



ムックの散歩中もタイマーでコトコトと煮込む。
そして出来たのがこれだ。
右はサラダ。
トマト、キャベツ、ズッキーニ。









9時に電話が鳴る。
ムックがびくんと飛び起きる。
ママからだ。
まだ海老名のサービスエリアだと言う。
休日だから高速道路もこんでいるのだ。


「ボクもう眠いよ」とこっくりを始めたムック。