やっぱり富蔵が一番



涙目のムック。




公園にチェリーセージが咲いている。
大輪の花じゃないが、ちらっと見える赤が公園のいいアクセントになっている。
開花期間がとても長い。


娘のマンションに一人で行く。
駅ビルで娘の好きな鴨肉とチーズを買った。



キャンペーン売り出しのPeekaBooのケーキも衝動買いした。


半蔵門線に乗る。
東武曳舟をすぎると地下にもぐる。
ここからはボイスレコーダーで演歌を聞く。


斜前に大きな箱を抱えた若い外人(男)が座っていた。
箱の中身はベビーカー。
箱にその図が画いてある。


彼が飲んでいたペットボトルのフタを落とした。
フタは無情にもコロコロと勢いよく転がった。
フタを追いかけたいが大きな荷物をどうしょうと迷う外人さん。
すると通路を歩いていた女性が拾って「はい」と外人に手渡し。
「アリガトウ」



娘のマンションには正午に着いた。
富蔵くん、久しぶり。
より一層いい男になったねえ。
赤い色は暖房の赤外線。


ケースのそばに小さな虫籠があった。
その中にはコオロギがいる。
先日新宿のペットショップで流木と一緒に買ったコオロギだそうだ。



コオロギを虫籠から出すとトミゾーの動きが活発になる。
木の上にコオロギを放すと勢いよく登る。
野生が蘇るのだ。
この写真だとカメレオン?




ペットショップ屋にもフトアゴヒゲトカゲが2匹いたがやっぱり富蔵がスタイル、色つや、顔とも一番いいわねと、飼い主(娘)がおっしゃっていた。
それじゃあ写真をもう一枚載せます。






娘のマンションを出て新宿を歩く。
3丁目の交差点から新宿通りは歩行者天国になっていた。
伊勢丹の建物も古い。
銀座の服部時計店のようだ。


歩行者天国でも人通りはまばら。
銀座の歩行者天国には何回も行っているが人囲みがあちこちにあったもんだ。


「道路上での物品販売や人寄せ行為などはできません」という看板があった。
なーるほど。
それで盛り上がりに欠けるのだ。
でもなんで駄目なの?




アルタ前は相変わらず待ち合わせ場所になっている。
このビルの中で「笑っていいとも」がまだ続いているのだ。
タモリはギネス記録を更新中。





「ここから先は歌舞伎町」という横断幕がある。
ここから先は風俗店などがあって大人の遊び場所、だから子供やおのぼりさんは気をつけてね、という意味。






おや昼間から夜の蝶が飛んでいる。
この時間に出勤ということは遠出かな?
それとも知り合いの結婚式?



歩きまわっているうちにトイレに行きたくなった。
西武新宿線新宿駅に入る。
人が集まる駅構内にはあるだろう。
しかし、トイレは改札の中。




しょうがない「日高屋」に入った。
ここなら安心。
注文をしてから財布、携帯、カメラなどポケットに入れて2階のトイレに上がる。
目印としてカウンターの上にハンチングと眼鏡を置いておく。



席に戻ると隣に男性が座っていた。
今日私が注文したのはカタヤキソバと生ビール。
メニューを見たらとろみあんかけが旨そうだった。


すると私の隣に座った若い男性もカタヤキソバだった。
周囲を見回してもカタヤキソバを食べている客はいない。
不思議な一致である。


カタヤキソバをつまみに生ビールを飲み干すと焼酎のレモン割りを追加。
そこで昨夜の居酒屋Mを思い出した。
生ビールを飲んだあと焼酎にしようと私の名前のボトルを保管場所から勝手にとった。


2杯ほど飲んだ後にボトルのビンに直接書いてある名前を見たら私のとは違った。
名字札は同じなのだ。
マスターに「2杯分返しますよ」と言うと「大丈夫ですよ本人に伝えておきますから、ブログに載せてください。」と言われた。


お言葉に甘えてそのまま。
しかし昨日のブログに載せるのを忘れた。
「私と同じ名字の○○さん、焼酎2杯、ご馳走さまでした」。


ここで本文に戻る。
レジのところで「おそい!5分もかかったぞ!」と大声で怒鳴っているオヤジ。
店長は「麺をゆでるだけで5分かかりますので..」と毅然とした態度。
オヤジは「おそい!釣銭はいらん!」と出て行った。
たった5分なのに..。
ここは新宿である。
いろんな人種がいる。



伊勢丹の地下にもぐる。
九州の食品祭りみたいなもんをやっていた。
楽天ランキング1位!というスィーツファクトリー。
思わずシフォンケーキを買ってしまった。
写真じゃ旨そうに見えないが..。





その後は鮮魚売り場。
さすが伊勢丹の鮮魚は見た眼でも旨そうだ。
「ごちになります」のシェフの食材を思い出す。


私の目にとまったのは明太子と数の子松前漬け。
買ってしまった。
アルコールが入ると財布のひもが緩む。






今度はマツタケ売り場で足が止まった。
一番左のやつは国内産で29,400円。
そばにいたご婦人が「香りがないわね」と一言。
「そうですね、採りたてを直送すれば香りも届くでしょうね」と相槌を打つ。


帰りは電車の中で居眠りこいて1時間。



カバンが重い。
中に入っているのは娘のところで借りてきた分厚い本。
悪の教典貴志祐介
こんなに厚い本を飽きずに読み切れるか?





ムックが私のスカーフを巻いて怪しい雰囲気。
まるでアラブの魔術師。
悪の教典」を読んで変身したのかな?