物忘れがはじまる歳















谷古田緑道に行くと木に看板がある。
「お知らせ 薬剤散布 8/29〜30」
こりゃまずい。
この日の散歩は他に行こう。






マルチーズのコジローくんと会う。
コジローくん、相変わらず吠える。
飼い主のS木さんが申し訳なそうな顔をしている。
ムックもただキョトンとする。
こうやって見るとムックもボサボサになった。




明日返却日なので南部図書室へ行き読み終わった本2冊をカウンターに戻す。
今読みたい本は「逮捕された 空白の2年7ヵ月」。
例の英会話講師殺人事件の犯人市橋哲也の逃走記録である。


小説じゃない実際に逃げ回った男の記録というところに興味がある。
小説よりエッセーが好きなのはこの理由。
事実は小説より奇なり。
受付にこの本が空いたら連絡してくれるように依頼書を出す。



この後ワンダーグーに行きTSUTAYAと本屋に寄る。
DVDで映画を物色していたら小学校3年生くらいの男の子が私にぶつかってきた。
ふざけ合っていたんだろう。
私は後ろ手に組んでいたがそのままお腹で少年を受けた。
そして「なんだ!」と叫ぶ。


多分恐い顔をしていたんだろうなあ。
子供は「すみません..」と逃げて行った。


本屋の片隅に古本コーナーがある。
マンガ本のところに立ち読み客が沢山いた。
マンガ本なら立ち読みで簡単に読み終えることができる。


ワンダーグーを出るところでご近所のWさんの旦那と会う。
Wさんも年金生活をはじめたばかり。
顔は知っているが言葉は交わしたことがない。
一瞬顔を見合わせたが「...」。


帰りにグランド脇を通る。
少年野球は他流試合じゃなく練習だ。
赤いユニフォームがいい。
そんなに暑くなくて良かったね。






反対側に家庭農園がある。
黄色の花が目立つ。
大きな花、きゅうりじゃないしこれは何の野菜だろう?







キバナコスモスにアゲハチョウがとまっていた。
一般的にはアゲハチョウだが、詳しく言うとナミアゲハというらしい。
蝶の名称は難しい。




3時過ぎにまた自転車で出る。
ダイエー前の野外イベント会場でシャボン玉ショーをやっていた。
小さな子どもが対象。
だから盛り上げるのには話術も大きな要素である。


出場した子供の名前を呼びながら進行するが、瞬間忘れる。
「キミはえーと..」
中年の芸人、そろそろ物忘れがはじまる歳。











西の空に天使の階段が見えた。
この階段はちょっと薄いなあ。
天使が下りて来れない。








今日の夕食は鯖の味噌煮、焼き鳥、オクラ塩コンブ。