御宿の宿は



散歩中、ベンチに手をかけてのぞくムック。
何もないよ。










富蔵くんにレタス、コオロギ、ワームをあげる。
今日も食欲旺盛。
ますますメタボのお腹になってしまう。
しっかり食べてちょーだい、明日は絶食にするよ。







ママ、義母と義兄を乗せて一路御宿へ。
この時期、お盆のUターンラッシュだから京葉道路の下りは空いていた。



国道128号線を勝浦方面に行くとまず海が見えるのは九十九里ドライブインのところ。
サーファーが波のウエーブを楽しんでいた。




御宿に着いたのは12時半過ぎ。
駅から近い磯料理「かね八」に入る。
ほぼ満員。
この店の客は「高いけどたまには美味しいものをたべようや」という中年夫婦が多い。




店の入り口に巨大な生け簀があり注文をうけるたびに板さんが網を片手に上って伊勢海老やアワビなどをとり出す。
私とママはアワビの刺身(3500円)とサザエ(800円)を注文した。










いやあアワビは美味しかった!
生きがいいのでぎざぎざ模様が見事。
この甘みと食感、過去で一番じゃないかな?
サザエはすでに細かく刻んで味付けをしてあった。
サザエは浜辺で焼いているのを食べたほうがいい?



メインの昼食はチラシ寿司(1800円)を食べる。
これは珍しい。
ご飯と刺身などの具が別になっている。
食べやすいことは確かである。



生ビールを飲んだのでこれからの運転はママがやってくれる。





大福寺に行く。
周囲を山に囲まれたこじんまりとしたお寺である。








この後は別のお寺へ。
91歳の義母の兄と弟の墓は違う場所にある。
坂の上でカンカンカンと鐘の音。
上に行くとオジイサンとオバアサンが交代で叩いていた。





お二人に「何の鐘ですか?」と聞いてみた。
「今日は閻魔大王の縁日です、昔はここで盆踊りをやったり店が出たりしたもんですよ、どうぞ本堂の閻魔さまを見ていってください」と言われた。
じゃあと閻魔さまのお顔を見せていただきデジカメで撮った。


足の悪い義母は手押し車を自分で押しながら移動する。
砂地に足をとられてころんと転んだ。
周囲が慌てた。
でもセーフ。
実に上手く転んだと笑う。





今日泊まる宿、つまり御宿の宿は月の沙漠に近い「ニュー阿波屋」。
客室13という小さな旅館。
海水浴にきた客の駐車場にもなっている。
この旅館は義兄がとってくれた。
先ほどの昼食もおごってくれた。
有難い、競輪で儲けたかな?





夕食前に浜辺に出る。
これが月の沙漠の像である。
20メートルくらい離れたところに月の像がたっている。







日が傾きかけているが若い人はまだ遊びたい。
4人で砂浜を歩いていたら携帯電話を拾う。
携帯にはイケメンの写真がべたべたが貼ってあった。
これは彼氏だな。
監視員がいるところまで行って「落し物です」と渡す。


旅館に行き風呂に入る。
先客がいた。
40後半の頭が薄い男性。
「どこから来たんですか?」と聞く。
「東京の足立区です、ディズニーランドのあたりで渋滞に巻きこまれちゃって..、今日は素泊まりで食事は外でします」と気さくに答えてくれた。



ここの夕食にもアワビが出た。
もう満腹だあ!