麦草峠から白駒池



この写真は数日前のやつ。















南越谷駅5時51分の電車に乗る。
一番前の車両で武蔵浦和駅に着くと走る走る。
だって乗り換え時間が3分しかない。


新宿に着いたのは6時36分。
今日は山登りの日。
行先は北八ヶ岳
あずさ51号に乗るのだ。




いつもはママに昼食のオニギリやおかずを作ってもらうのだが今日は時間が早すぎるので駅で買う。
だから時間の余裕もって発車の30分前に来た。


買ったのはオニギリ2個と酒のつまみにお茶のペットボトル。
構内放送で電車が車両点検でストップしていると伝える。
そのなかに埼京線もあった。
早めに来て良かった。


あずさ51号の車内で今日のメンバー6人と会う。
あと3人は途中で乗り込むはず。


席に座ると週刊文春を読む。
読んでいるとY崎さんが半世紀前のアルバムを持ってきた。
今日行く白駒池を高見石から望んだ白黒写真。


茅野駅からバス。
バス停に並ぶ人々。
行先は麦草峠








バスで隣に座ったS木さんに私のバカ話を聞いてもらう。
その間1時間。
運転手の真後ろだったのですべて聞かれただろうなあ。



お花畑から麦草ヒュッテと茶臼山を望む。
ウグイスが透き通る声で鳴いている。
いつ聞いてもいい。
このそばにある東屋で昼食。





高山植物が咲いている。
みんな小さくて可憐だ。
黄色い花はオトギリソウ。



このあと高見石に上る健脚グループと白駒池に直行するらくちん組に分かれる。
当然私はらくちん組。
樹海のような松林を歩く。











ぱっと空が開けた。
両側が背の低い松に一変する。
そして木道になる。
周囲に鳥の鳴き声がする。


ごっつい望遠レンズをつけたカメラマンがじっと何かを狙っている。
その次にいたオジサン2人組に聞いた「何を撮っているんですか?」。
ルリビタキです、覗いてみますか?」とフレンドリー。


「じゃあ」とS木さんがレンズに目をつけて「おお、見える」とうなづく。
しかしその後ルリビタキは飛び立った。


K井さんが「あそこに大きなのが..」と言うのでズームで撮った。
鮮明じゃないが確かに鳥だ。



この一帯を「白駒の奥庭」と言う。





そのうちに両側が苔が密集した薄暗いルートになる。
「ようこそ 苔の森へ」
ここには珍しい苔があるらしい。










すぐに光る水面が見えた。
これが白駒池である。
一周30分。






右回りするとすぐに「白駒荘」にぶつかる。
我々が泊まるのはここじゃない。
その近くで小さな子ども3人を連れた若い母親に会う。
しっかりした登山靴をはいた山ガール。
1歳半くらいの女の子は母親の背中。
3歳くらいの男の子、5歳くらいの女の子がいる。


「旦那さんと一緒ですか?」と聞くと「忙しいから来れません」と言う。
男の子の手にはオニヤンマ。
池に浮いていたらしい。







また木道を歩く。
宙に浮いた木道である。
尾瀬の木道とはちょっと違う。


するとピピピーとい鳴き声。
鳥かそれとも虫(?)。
その声がずーっと続く。


今日宿泊する「青苔荘」のマスターに聞いたら「あれはメボソムシクイ」と無愛想に即答。
えっ目が細くて虫を食べるからつけた名前?
私はメボソサケノミ。


「青苔荘」の前で缶ビールを飲む。
汗はほとんどかいていない。
高見石に上った健脚組が疲れた顔で戻ってきた。
岩がゴロゴロで足場はドロドロだったようだ(行かなくてよかった)。





宿の前にミヤマオダマキが咲いている。















夕食は6時。
山小屋でこれだけの料理が出れば最高である。
山菜天ぷらと川魚。
魚はイワナ


食後に壁に貼ってある写真を見る。
平成2年に秋篠宮ご夫妻がここを訪れている。
でも泊まってはいないだろう。


皇族はぼっとん便所は使わない。