曇天の高尾山



久しぶりの山登りの日。
ムックが小さい声で「オトウサン、大丈夫?」と心配してくれた。















朝からどんよりとした曇り空。
ここんとこ山登り会は、雨で中止になっているので今日もダメなか、と思っていた。
しかし、リーダーの「夕方までは降らないだろう」という判断で決行した。


西国分寺で中央線に乗り換え。
乗ったのが青梅行きだった。
私の行先は中央線の高尾。



車内放送でこのまま行ったら青梅線に入ると分かりあわてて立川で降りる。
あずさ○号が行く。
そのあとに来たのがお座敷列車「華」。
さくらんぼ485号。
車内を見たら畳だった。
こんな列車に乗ったらすぐに飲んじゃう。







高尾山駅京王線に乗り換えて高尾山口まで。
今にも降りそうな天気。
駅前の大看板に高尾山に登るいくつものルートが書いてある。
今日我々がたどるのは6号路。







この天気だからケーブルカーで頂上まで行くという案もあったが、せっかく山に来たので歩こう!とS瀬リーダーが決断。
S瀬リーダーは急な登りは苦手だがよくぞ決断されました。
写真は意を決して歩くメンバー。







最初にたどり着いたのは琵琶滝。
かなりの勢いで滝が落ちて来る。
看板に「心が乱れるとものの姿はゆがんで見える、心を静かに澄ませば誰でもものの姿を素直にとらえることができる」と書いてあった。
ここは水行道場。







山道に白い地味な花が咲いている。
これはアカショウマという植物。
根元が赤いらしい。







山道に4,5名がかたまって人の話を聞いている。
彼らが見ているのはシダ植物。
説明している人はボランティアの人らしい。






小休止した場所でM田さんから高尾山の名物まんじゅうの差し入れがあった。
疲れた時に甘いものは嬉しい。









途中、霧のような小雨のような水滴が降って来た。
頂上近くになるとこのような状態。
それでも雨具をつけるほどじゃない。









12時ちょいすぎに頂上に到着。
ここで楽しい昼食である。
高尾山は若い人や家族連れが多い。
スニーカーで登れる山である。




山頂広場に可愛い小坊主がいる。
名前は「おそうじ小僧」。
E藤さんが、おそうじ小僧に代行リーダーのI沢さんによく似てると言いだした。
これは笑った。
おそうじ小僧の横でそっとタバコを吸っているI沢さん、本当に似ていたのだ。


食後薬王院まで下りる。
山門の仁王象の裏に珍しい天狗と烏天狗の像がある。
こんなところはめったにないぞ。










黄金の像がある。
八大竜王というらしい。
硬貨を洗って浄銭とするのだ。
銭洗い弁天みたいなもん。







高尾山では杉の苗を奉納している。
その芳名が並んでいる。
杉苗壱十万本のところに北島三郎の名前があった。
なるほど、サブちゃんの大豪邸は八王子にある。



登山道の奥に白い蝶の姿を発見。
よくみたら妖艶な大水青だった。
巨大な蛾である。
とても美しい。








小雨も降りだしたのでケーブルカーに乗ることにした。
言い訳ができた..。
ケーブルカーはやっぱり楽である。
でも風景はそんなに良くない。




写真はケーブルカーの交差点。
ここが中間点である。
運転手さんが「高尾山の山頂でビアガーデンをオープンしています、夜景をみながらいっぱいいかがでしょうか?」とPRしていた。
説明を聞いて飲みたくなった。





帰りの交通機関は順調で地元駅に着いのはまだ4時。
これじゃあ居酒屋に行けない。
そのまま家に帰る。


娘から父の日のプレゼントが届いていた。
それは養毛剤のスカルプD。
昨年の6月19日にもプレゼントされている。
先日も書いたがこの養毛剤、私にあっているようで前頭の状態がすこぶる良くなっている、、、ようだ。






夕食はイカの煮物、そしてアサリの酒蒸し、今日高尾で買った山クラゲ。

なんと言っても今日のイカは旨かった!







婿殿がタイで活躍しているようだ。
その様子が日本の新聞でも報じられた。
さっそくコピーを持って婿殿の実家へ..。