後半の生き方について考える



何かを求めている..。


朝食のあとにいただいたデザートは紅ほっぺ
最近は軸の方から食べる。
さいごにとんがった甘い部分になるから思わず「甘い!」。



M井さんから頂いた券で講演会に行こうとしたら参加料金は500円で切手だと言う。
500円切手は実用的じゃない。
一般家庭では保存していないだろう。


今日は土曜日で郵便局は休み。
そこで越谷本局まで車を走らせる。
なんとここは24時間営業である。


ついでにお年玉年賀の当選ハガキ4枚と、裏を印刷したが出していない年賀ハガキを持って行く。
書き損じ年賀はがきは5円出せば50円のハガキに取り替えてくれるのだ。


お年玉年賀はがき4等は切手。
50円と80円の2枚。
当選でたったこれだけ、実に味けない。
500円くらい奮発してもいいんじゃないの。



今日の講演会は(財)上廣倫理財団主催の「人生後半の生き方を考える」。
まさに今の私にぴったり。
場所は日比谷公会堂


新越谷から日比谷線に乗って真っすぐである。
ママは昨日実家から貰ったトマトを持ってママの実家へ行くそうだ。
お供はムック殿、よろしく。


日比谷公園に着いたのは11時50分。
公園の名所「松本楼」は昼時とあって長蛇の列。
松本楼の横には高級車が数台横付けされていた。
庶民の昼食としてはちょっとお高い。
素人画家が松本楼のスケッチをしていた。


今の日比谷公園の中心はモナリザのダ・ヴインチ展である。
広い会場がどーんと建築されていた。

日比谷公会堂には既にこの行列。
まだ12時になったばかりである。


私としては会場に入る前に軽くビールを飲んでちょっとしたものを食べよう目論んでいた。
飲まないまま食べないまま列に並んでしまった。
年寄りはせっかちで時間前に会場に行くのだ。



講演のトップは「女性の品格」で一躍有名になった坂東眞理子さん。
両手をぐるぐる動かして話しかけるような優しい語り口。
埼玉県副知事や男女共同参画局長を経て現在は昭和女子大学学長。
すごい人。
TVのQさまでは「あら、こんなことも知らないの」という場面も見せたが..。


その次が直木賞作家の山本一力さん。
低音でゆっくりしたしゃべり方は戦場カメラマン渡部さんを彷彿とさせる。
中学生のころに上京して新聞配達をした話がよかった。
墓地で掃き掃除をしていたオジサンにまんじゅうを貰ったこと、クリスマスにある家の奥さんから靴下のプレゼントをされた話に思わず涙がこぼれた。


今日の参加した人はほとんどが65歳以上とお見受けした。
ご夫婦も多かった。
参加者には現在重たい病気を患っている人はいないだろう。


つまり今が健康な人が「人生の後半を考える」わけだ。
なーるほどと始めて気がついたことはなかった。


つまり、まず健康を第一に考える。
そして夫婦仲良く家事を共同してやる、奥方にはありがとう、美味しかった、奇麗だね(顔とは限らない、衣服や掃除した後)とそのつど言葉を交わす。


中身がどんどん汚くなるのだから身だしなみは極力奇麗に清潔にする。
これは意外とむずかしい。
常に誰かに恋をしていることがいいのかも。


精神的にはもう無理をしない。
ゆったりゆるく生きる。
そんなところだ。


もし癌などの病気にかかったら?
その時は「今日は痛くない、気分がいい」と言った瞬間瞬間の幸せを感じて余生を生きること、だろうか。
財団の理事長が余命数カ月の女性の日記がうつ病に悩んでいた女性を力づけたと話してくれた。



昼食を食べなかったので夕食が楽しみ。
今晩はチンジャオロース、大根と小エビ煮、ブロッコリーとキムチ納豆。
いやあ旨かった!