ユリがパッと咲いた。



今朝も奇麗に掃除された神社の中を通る。
毎朝ボランティアで掃き掃除をしてくれるのはU野さんのお爺さん。
顔を合わすと「おはようございます!」とこちらから声をかけるようにしている。
神社の前でムックがプルプルと体を降る。



ムックがどのようなかっこうをしているか分からないと思う。
耳がプロペラのように揺れている。


赤ん坊を抱えた女性がパジャマ姿で歩いている。
この光景はよく見かける。
理由は知らないが赤ん坊を抱いた母親は2つの家を行ったり来たりしているのだ。


単身者が住んでいるアパートから40代の男性が出てきて駅まで走る。
今日から仕事始め。


おや、封を切っていないドレッシングが置いてあるぞ。


誰かの買い物袋からこぼれたのか?
持って帰って使う人はいないだろう。


今日は朝の8時から麻雀である。
朝食はママが作ってくれたカレー蕎麦。


雀荘でまず新年の挨拶。
そしてお手柔らかにとお願いする。
何しろここんとこの私は弱いのだ。

途中で携帯電話が2回鳴る。
両方とも今月の麻雀の誘い。
今、絶不調なので余りやりたくない。
一つは断った。


トイレに立つと雀荘の梁にポトスがからんでいるのが目に入った。
このツタは蛍光灯の上をぐるりと伸びている。


12時近くになるとマスターがやってきて頻繁にお絞りを手渡してくれる。
これがサービスである。
1時過ぎに昼食をとる。
私はやっぱり餃子とビール。



終わったのは6時半過ぎ。
結果、また負けた。
10時間以上も楽しんだのだから、このくらい負けてもいいだろうと負けることに慣れてしまった。
これは負け犬の兆候である。


家に帰るとママと息子の夕食に合流した。


昨夜、ほころんでいた床の間のユリが今日はパッと咲いた。
でも私のツキはしぼんだまま。