ゆりのき荘でお風呂



雨が小ぶりになった瞬間にムックの散歩。
公園でシャッターを切ったらムックの目が野獣のように光った。


市民プールのトレーニングルームに行く。
受付の女性職員の応対が実に暖かい。
初めて来た時、その親切で丁寧な説明に感激したものだ。


その後に発券機で利用券を買う。
60歳以上は200円。


レーニングルームは月曜日が休み、だから今日は休み明け。
とってもこんでいた。
結局はランニングマシーンは使えなかった。


ウエイトリフティング周辺は中高年ボデイビルダーが集まっていて近寄りがたい。
私は液晶TVの前にあるバイクマシーンで汗を流す。


その後2階のゆりのき荘の浴室へ行く。
正式には老人福祉センター
ここを利用するためには利用カードを作ってもらう。

浴室に入りざぶんと湯船につかる。
「う〜 いい気持ち」とつぶやく。
するとお隣の人も「う〜」。


そこで「気持ちいいですね」と声を掛けた。
「ええ、特に今日のお湯はいいですよ」と言う。
つまり今日のお湯は休み明けだから新しいってわけ。


話をすると男性は66歳。
59歳で退職してここのトレーニングルームに通っていたが最近はテニスにはまっているらしい。
「どうですテニスやりませんか?」と誘われる。
北越谷にある文教大学に長年勤めていたそうだ(元教授?)。


お風呂からあがると大広間が2つ。
舞台つきのカラオケ部屋は沢山のお年寄りがいた。
係りの人に聞いたらカラオケは一人一曲で無料。


その隣は休憩室。
ここではひっそりと早めの昼食を食べているお年寄りがいる。
先ほど受付でカードを作ってもらった時に「風呂からあがった休憩室でアルコールを飲んでいいんですか?」と聞いた。
風呂上がりに一杯、すぐに思い浮かぶ光景だ。


すると「アルコールは禁止しておりませんが飲んでいる人はほとんどいません」と言われた。
思わず「すみません」と返事をした。



帰りには雨もあがり、すぐ前を流れる新方川にカモの群れがいた。

ホームセンターに寄り履歴書を買う。
もしかしたらパートの働き口があるかもしれない。
空が明るくなってシラコバト橋がはっきり見える。


昼食はママが作ったかま揚げうどん。
たっぷりのダイコンおろしで食べる。



午後は履歴書を書いて過ごす。
学歴は小学校卒業から始まる。
うーん、俺の歩んできた道って紙に書くとこんなもんなんだ。


一文字でも間違えると書きなおし。
写真は自分で撮った。
大写しの自分の顔見て、年をとったなあと感じる。
写真は正直だ。



ムックと散歩は陸橋へ。
階段を上るとカメラを構えている男女2人。


左の男性は夕陽、右の女性は月を撮っているようだ。


私も夕陽を撮る。
もうちょっと地平線に近づいたほうが光が弱くなるのだが..。


階段を下りる時ムックは自転車用のスロープを小走りする。
この仕草がなんとも可愛い。

今日は休肝日の翌日。
早く飲みたい!と飲欲が強い。
もちろん食欲もある。


ブリカマ焼き、野菜炒め、キムチキュウリ。

食後のデザートは小布施の栗鹿ノ子。
保存がきく缶詰である。
数年前、バス旅行で善光寺に行ったときに小布施に寄ったなあ。

ムックのこの山賊のような顔も今日で終わり。
明日はトリミングのオネエサンが待っている。


「あら、すごい2億円!」というママの声。
TVを見ると「開運何でも鑑定団」で最高金額の2億円が出たのだ。
古代中国の青銅器。
こんな壺が2億円とはびっくり!


持ち主の老人(碁のプロ)が感激して「どこかに寄付してもいい」と言うと島田紳助が「とりあえず現金にして碁の発展のための会館をつくるなどしたらどうですか」と言った。
さすが商売人!