秩父の破風山
このクソ暑いのに山登り。
大丈夫?という不安もある。
行先は秩父の破風山(はっぷさん)。
600メートルの低山だが、この夏は平地でも熱中症になるほどの暑さ。
まず伊東四郎が宣伝しているタフマンを飲む。
物置から登山靴を出す。
買ってから8年。
お世話になっている。
まず高崎線で熊谷に出る。
日本で一番暑いことを売りにしているところである。
ロータリーに出ると建物から涼風ミストが吹きだしていた。
秩父線はSuicaが使えない。
切符売り場で「皆野まで」と言うと「お得なフリー切符がありますが如何でしょうか」と女性の駅員さんにセールスされた。
車内でM総理とK平さんに会う。
電車は秩父路を鈍行で走る。
私の父の生まれたところ寄居も通る。
「おお、次だよ」とM総理から言われて3人が一緒にホームに降りた。
電車が過ぎ去った後に「ここは皆野のひとつ手前の親鼻」だと言うことが分かる。
次に来た電車に乗っても間に合った。
電車の間隔が長い秩父鉄道で、これは奇跡に近い。
皆野駅からバス。
ここで今日の参加者10名が揃った。
うち女性が2人。
山登りが始まる。
林間の道なので強い太陽が届かない。
これはラッキーだ。
リーダーが気を使って休憩を頻繁にとってくれたのも助かる。
破風山626.5メートルの頂上。
正面に秩父の象徴である武甲山が見える。
山頂の写真をもう一枚。
直射日光が当たる狭い頂上では休めない。
S野さん情報で下に小屋があることが分かった。
小屋のベンチに腰掛けて短い昼食。
ここで汗びっしょりになった体を洗い着替えた。
半ズボンが楽である。
なんて言ってもビールが旨い!
でも休憩所なので気のきいた食べ物がない。
すっかりいい気持になってバス停に並ぶ。
するとK井さんが近くの畑にいる老人と話をしている。
老人の生きがいはこの畑、らしい。
今回の山歩きは大成功!
炎天下での歩きはほとんどなく、木の陰でゆったりと登れた。
また山裾をつたって来る風に「おお涼しい風!」と目を細めた。
家にたどり着いたのは7時10分。
ママへのお土産はしゃくし菜の漬物。
次兄から手紙が届いていた。
次兄は茨城のとある住宅地の町会長や民生委員やっている。
その日々を綴った日記と写真である。
私のブログに刺激されたのか。
地味で自己主張がない次兄だが周囲から押し上げられることが多い。
日記にも書いてあったが「自分の出来る範囲で」の楽な気持ちでやってもらいたい。