バス旅行2日目


5時になると同室の全員が起きる。
寝られないと覚悟していたが睡眠時間5時間。


起きると温泉に入る。
7階にある大浴場へ。
すでに6人ほど入っていた。


ツルツルの美人の湯につかってふーっと一息。
「あっ、露天風呂があったんだ!」と思い出す。
すぐに出て1階の露天風呂まで。


岩風呂だった。
虫の音が聞こえる。
いいなあ。


タオルを肩にかけてロビーに出るとパソコンをみつけた。
その前に座ってブログに一文を書く(前日を参照)。


朝市をやってるぞ、と声がかかる。
昨晩知り合いになったK山さんからだ。

朝食は7時から。
さすが信州、何種類もの漬物が少しずつ出てくる。


旅行の朝食には必ずビールを飲むという私の決まりごとがある。
周囲を見たらだれも飲んでいない。
やめよう。


最初の観光先は中山道妻籠宿。
よく福島県の大内宿と比較されるがここは道幅が狭い。


よく使う言葉だが、ここはタイムスリップしたような場所である。
座頭市の撮影もここで行われたとか。


まさに映画のセットのようだが一部にはちゃんと人々が生活しているのだ。


栗きんとんの名店「澤田屋」が賑わっている。
でも1本1,600円もする。


私はその前で売っていたソフトクリームにした。


宿場町を一回りしてバスのもどる手前に「風船唐綿」を見つけた。


おや下に看板があるぞ。
これを読んで笑った。



この花を見たときから似ているなあって思っていた。

つぎは木地師の里。
つまり木工職人がいるところだ。
すべて手作りだからかなり高い。


特許をとった急須の蓋がたてかけられる小さなお盆が売りのようだ。
その他箸たてや蕎麦屋うどんの生地をのばす棒などがある。


私の目にとまったのがこの「ようじとり」。


箱の中に楊枝を入れて取っ手をポンと押すと、鳥が箱の中の楊枝をくわえて出てくる。
実家のテーブルの上にあった。
前から欲しかったのだ。


バスに戻ると時間まで戻らない女性グループがあった。
すると口うるさいオヤジが「呼んでこいよ、罰金だ!」と大声で叫ぶ。
いるんだよね、こいうオヤジ。


体を小さくして戻ってくる4人。


しかし次の観光地で怒ったオヤジが5分も遅れた。
女性に「あんなこと言わなきゃいいんだよ」とやりこめられた。
いるんだよね、こういうオヤジ。


その後は行程には載っていなかった飯田の水引の美術館。


入口に巨大な龍が出迎える。
これすべて水引で出来ている。



大きな画面を使った実演がある。
ピンマイクをつかったしゃべりと手の動き実にお見事!
日本の伝統芸、ここにあり!


市川海老蔵の結婚式にここの水引が使われたそうだ。
その写真がこれ。


ちょっと遅めの昼食は信州漬物センターで蕎麦。


バスに乗り越谷に帰るだけ。
さらば信州の山々。

バスの中ではビンゴゲームが始まる。
天井から画面が下りてくる。

その後はキミマロと釣りバカ日誌のDVD。


途中に渋滞があったがほぼ時間通りに東京に入る。
荒川の向こうに夕日が沈む。