ほおずき市、南越谷でガッキーを見る


朝の散歩は元荒川の土手。
対岸の紫陽花はもう終わりのようだ。
遠くで見ると枯れ具合がわからない。


空は晴れているが土手草は昨晩の雨と朝露をまとって濡れている。
草の中を歩くとチビのムックはビショビショになる。


水面に飛び出た板張りの台の上に乗る。
この上に乗って川を眺めてください、と作ったのかな?
ムックの顔はまるでクマゴロウだ。



東武線の業平橋で下りる。
東京スカイツリーの高さは相変わらず398メートルである。
まずその姿を見てみよう。



タワーだけの写真はいつも変わらない。
周辺の風景で違ってくる。


てっぺんではクレーンが触角のように動いている。

業平橋から吾妻橋まで歩く。
何しろ私には1日7,000歩のノルマがある。


浅草方面にわたるとスカイツリーアサヒビールが並んで見える。
つまりここが観光のシャッターポイントである。

浅草寺ほおずき市でにぎわっている。
今日は四万六千日である。


まずは「ニュー浅草」で昼食をとる。
と言っても生ビールと冷や奴だけ。


「よく来るんですか?」と前に座っている老紳士から声をかけられた。
「浅草に来た時はほとんどここに寄っています」と答える。


老紳士はもうすぐ80歳。
住まいは世田谷の千歳烏山
ここに寄ると瓶ビール1本と決めているそうだ。


ほおずき市は本堂が工事のため、狭い境内でいつもよりゴミゴミしていた。
ほおずきは一鉢2,500円。
赤く色づいた実は一枝千円が相場である。


浴衣姿の客が目立つ。




粋だね。
時間が遅くなると若いカップルの浴衣が多くなる、と思う。


おや風鈴売りの女性も美しい和服だ。
オヤジカメラマンがその姿を激写していた。


ほおずきの鉢と橙色のほおずきの枝を持って東武線に乗る。
始発だから座れた。
文庫本を読んでいたら2駅で眠ってしまった。
昼の生ビールは効くなあ。



夕方、新越谷駅で待ち合わせ。
今日集まったのは6人。
そのまま居酒屋ビルの2階「魚民」に行く。


食べ物の写真を3枚撮ったがすべてピンボケ。
Nikonはまだ使いこなしていない。
やっぱりソニーサイバーショットがいい。



2時間半で個室を出された。
土曜日はかき入れ時。
駅前ロータリーに行くとすごい人だかり。


谷垣自民党総裁の選挙演説だった。
明日が投票日だから最後の応援演説会場が南越谷。
埼玉県選挙区がそんなに重要なとこなの?


列をなすカメラ。
ガッキーは、本来なら一国の総理大臣である。



演説が終わると取り囲んだ群衆に挨拶しながら握手。
私もどさくさにまぎれて握手しちゃった。
そして「ガッキー、がんばって!」と叫んでしまった酔っ払い爺さんである。


すごい大写しだ。
本人は笑顔を絶やさないが、鋭い眼のシークレットサービスがたくさんいた。


谷垣総裁はいい人に間違いない!
そんなオーラを感じた。
しかし、いい人イコールいい政治家とは限らない。