雨宿り


今日も朝から雨。
ムックを前抱き袋に入れ、ウンチ用手提げを傘の柄にかけて散歩に出る。


露地をトラックが入って来た。
運転手はサングラスをかけた怖そうな土建屋
私を見ると「おはようございます!」と挨拶。


なーんだ前の棟梁だった。
麻雀の友である棟梁は68歳でまだ現役である。


陸橋下でムックを袋から出す。
コンクリートの橋げたに落書きがある。
自己顕示欲が強い少年の作品だろう。

みんなの朝食が終わると富蔵くんの番である。
トカゲ王子はすでにお目覚め。


まずは野菜。
レタスを小さく切ってたたんでピンセットで目の前に。
よく食べる。


その後は小さくカットしたパプリカ。


画面が赤いのは赤外線の影響。
温度調節のため赤外線ランプがあるのだ。


ママ、ムックと信用金庫、郵便局、スーパーの3か所回り。
信用金庫で守衛さんに「犬、いいですか?」と聞いたら「どうぞどうぞ」と了解を得た。


守衛さんは人の良さそうな60半ばのオジサン。
この仕事なら私でも出来るかな?
でもだめだろう。
信用金庫だから信用できる人しか雇わない。


その次は郵便局。
客の数は圧倒的に郵便局のほうが多い。
ポストの上で記念写真。



途中で太陽が出てきてとても蒸し暑い。
ママがムックのために大理石のプレートを出してくれた。
大理石プレートを見ると一目散で上に腹ばいになる。



そして気持ちよさそうに寝てしまった。



4時過ぎにウオーキングに出る。
西の空に怪しい雲が見える。



スーパーと同じ建物にあるTSUTAYAでDVDを借りた。
愛を読むひと」「96時間」
外に出るとパラパラと降って来た。
Tシャツにジーパンだから濡れてもいいや、と歩く。


夕立のような雷雨である。
予想以上に強い雨
カメラ、携帯電話、DVDがあるのでポシェットの中にしまいこむ。
信号わきのマンションの入口で雨宿り。


道路で跳ね返っている雨、見えるかな?


雨脚が弱くなったので歩く。
新越谷駅にたどり着いた。


駅の構内に雨宿り客がたくさんいた。
おっ、見た顔がある。
数十年前、同じ職場で働いていたH間さんだ。


「いやあ、久しぶり」と立ち話。
すると「ちょっと飲みながら話しましょうよ」と言われた。
断る理由はない。


駅北口にある大衆酒場に入る。
本日のおすすめという看板は蛍光塗料。


彼はまだ現役で毎日出勤しているそうだ。
懐かしい話に盛りあがる。
私が大ジョッキ1杯飲んでいる間に彼は大2、小2のジョッキを空にした。


彼はまったく昔と同じ、相変わらずである。


そして「自分のほうがたくさん飲んだし、給料をもらっている私が出しますよ」と奢ってくれた。


突然の夕立は思わぬ出会いを演出する。


彼と別れて家に向かう。
まだ7時10分。
空は明るい。