邪魔なんだよ!
3月まで働いていた職場の写真が送られてきた。
D門さんからだ。
どうもすみません。
掲載写真を小さくした。
まだ1カ月ちょい前だが、懐かしい。
ウオーキングで駅のほうに歩く。
サンシティーの赤レンガ横を歩いていたら後ろからチリンチリンと自転車の音。
振り返るとさっきグランドですれ違った若者。
戻ってきたんだな。
つり上った目が怖い。
すると青年が思わぬ言葉を発した。
「何見てんだ、邪魔なんだよ、轢いちゃうぞ!」と睨んだ。
だってここは歩道だ。
私はキャップをかぶった60過ぎのオジサン。
若者から見れば弱者だ。
馬鹿にしているのだ。
そばを歩いていた中年女性が「今の若い人は怖いわね」とつぶやく。
「何んだと!」という私の中の男が目を覚ます。
若者をじっと眼で追った。
サンシティを右折して駅方向に走って行った。
そしてまたチリンチリンと鳴らして。
スーパーカスミの建物にあるTSUTAYAまで歩く。
建物の中に入ると休憩所にさっきの若者が座っていた。
これで3回目。
よっぽどそばに座ってやろうと思った。
でもやめた。
仕事がなくてイライラしているんだろう。
TSUTAYAに行くと前から借りたかった「ディアドクター」があった。
ラッキー。
「ハゲタカ」も一緒に借りた。
昼は近所のラーメン屋に行く。
4月末にオープンしたばかり。
今日は醤油ラーメンだけにした。
私の後にカウンターに座った70歳半ばの女性が「接骨医院の先生にここが美味しいと教えてもらったんですよ」とマスターに言う。
老婆が注文したのはつけ麺。
マスターが「辛いのは大丈夫ですか?」と確認していた。
マスターの横で手伝っている大きな若者。
100キロはあるだろう。
息子さんだ。
腕にいたずらしたような入れ墨の跡。
お勘定をするとき「いくつですか?」と聞いたら「17歳です」と答えた。
私「何かスポーツやってるの?」
息子「なにもやってません」
するとマスターが「喧嘩ばかりやっているんだよな」と付け加えた。
この体なら迫力があるぞ。
ボクだって怒ると迫力あるぞ!とムックが言った。