雨の枝垂れ桜
雨、ママに駅まで送ってもらう。
売店で週刊文春を買う。
週刊誌を脇に抱えて階段から下りてくる通勤客の波に逆らうようにホームをめざす。
毎週木曜、このパターンを続けてきたが今日が最後となる。
今の勤め、来週の水曜日(31日)のあと1日で終わるのだ。
65歳の定年。
これで退職は4回目になる。
55歳がはじめの定年退職、出向して57歳で早期退職、月20日勤務の新しい職場、そこが閉店になり今の月15日勤務。
朝のラジオ体操の後、珍しいものが差し入れされた。
それは「本庄のかりんとまんじゅう」
普通のまんじゅうじゃない。
表面が油で揚げてあり固い。
昼はボスとももやでたぬきそばを食べる。
12時5分前に行ったが、この雨の中8割の席は埋まっていた。
そして客の回転が速い。
5時すぎると傘をさして玉蔵院の桜を見に行った。
ここの枝垂れ桜は浦和名物である。
あと1回の出勤日、来週の水曜日じゃ散っているだろう。
背伸びして塀の上から写真を撮った。
8分咲きといったところだ。
旧中山道沿いにある「かしら屋」に行く。
ここにもよく来た。
きっかけは東松山で美味しい焼きとんを食べたこと。
近所にもあるじゃん、と知ったのが「かしら屋」。
TVのまん前に座り大相撲を見る。
ふと田吾作さんに電話してみた。
留守電である。
そう言えば彼のメール番号を知らない。
味付け豆腐を追加注文し飲み物は黒ホッピーにした。
だいぶ酔ってしまった。
田吾作さんは用事があり6時過ぎになるという。
悪いけど先に店を出ることにした。
帰り伊勢丹の中で田吾作さんに謝りの電話を入れた。
伊勢丹の地下におりて国産のウナギやシャケの切り身などを買う。
頭の中に先日のB・B賞(商品券)を使っちゃえという考えがあった。
カバンをばってんにかけて伊勢丹のビニール袋をさげ傘をさして駅まで。
ひどいかっこうだ。
電車はこんでいた。
地元駅からはバス。
「東京宝石」前のバス停に並ぶ。
ロータリーの向こうに「養老の滝」がある。
「ビール大びん450円」という看板が出ていた。
安いなあ、こんど行ってみようか。
この記事は翌朝書いている。