溶けて流れりゃみな同じ
雨戸を開けたら駐車場の車が白いコートをまとっていた。
空から次々と牡丹雪。
今年は本当に雪が多い。
ムックをタスキ掛け袋に入れて外に出る。
神社公園も真白。
散歩は屋根のある歩道橋の下。
実はここは好きじゃない。
色んなワンコが来るのでオシッコだらけ。
雪がどんどん降る中をニット帽をかぶって駅まで行く。
この帽子をかぶると耳が暖かい。
幸いこの雪にもダイヤの乱れはない。
車内、本は読まずに車窓を流れる雪景色を眺める。
北国の風景である。
昼食はボス、Wさんと「ももや」へ。
お二人はどんなときにも大盛りそば。
私はタヌキそば。
昼を過ぎると雪はあがり薄日がさしてきた。
だから帰りは雪の名残は一切ない。
雪が積もったなんて嘘のようだ。
冨士の高根に降る雪も、さいたま浦和に降る雪も〜
溶けて流れりゃみな同じ。
「六甲」の後にできた居酒屋に行こうとしたら途中で救急車の赤色ランプ。
救急隊員とお巡りさんが座っているオジサンに話しかけていた。
オジサン「どうしてこんなところ寝ているか分かんない」とぼやいていた。
オジサン、通報されてよかったね。
このままだったら眠ったままあの世だよ。
行こうとした居酒屋は休み。
その後、「U蔵」に行ったらここも休みだった。
寒いから「U蔵」の鍋でも食べたかったのに。
それじゃあ煮込み鍋を食べようとモツ焼きの「T田屋」に行く。
カウンターの一番隅に座り瓶ビール。
今日はなぜか生ビールじゃなくて瓶にした。
背中のTVがスノボーの結果をやっていた。
話題の国母選手は7位どまりのようだ。
それでも日本人トップ。
これでやっと解放されただろう。
芸能関係のニュースでは必殺の藤田まことさんが亡くなったと報じていた。
「オレがこんなに強いのも当たり前田のクラッカー」の時代に育った私。
いい俳優だった、残念だなあ。
週刊文春を読みながら次は黒ホッピーを飲む。
つまみはポテサラ。
氷山のようなポテサラは私のお気に入りだ。
カウンターには次々と客が来る。
そしてだいたい1時間くらいで去っていく。
私の隣に座った中年男性もチューハイとやきとん2本、マカロニサラダを食べながら文庫本を読んでいる。
そして私より早く席をたった。
居酒屋も1時間くらいでさっと帰る店、じっくりと飲む店、カラオケを歌う店と住み分けをしている。
そうそう、そのほか女性が目当ての店がある。
「T田屋」には予定通り1時間半いた。
外に出ると空気が冷たい。
またニット帽をかぶる。
さあ、明日から連休である。
いつも同じような写真。
カメラマンに工夫がないと怒られそうだ。
一方ムックは「被写体がいいのだから、しっかり撮ってちょーだい」と偉そう。