残されるとこうなるのか..

osyousan2010-02-09

家を出るときは普通どおりにコートにマフラー。
しかし、昼食でビルから外に出たらまるで春。


今日は一人で「ももや」へ。
かなり込んでいた。
厨房から亭主の大声が聞こえてきた。


忙しくなると女将さんに怒鳴り声をあげる。
注文したものを確認するための大声だろうが、初めて聞く客はびっくりする。


それでも繁盛しているのだ。


「須原屋」で本を見て回る。
地下には、何と噴水があった。


帰りはもっと気温が高い。
コートを手に持っている人も見かけた。


車内で城山三郎の「どうせ、あちらには手ぶらで行く」を読む。
城山三郎が79歳で亡くなった後、残された9冊の手帳から新潮社が編集出版したエッセーみたいなもの。
最愛の妻を亡くした後の7年間、ずーっと忘れられず悶々とした日々。


そして徐々に体力は衰え、物忘れも多くなる。
残されるとこうなるのか、と身がつまされる思い。


終わり近くになり思わず涙があふれて来た。
前に座っていた中年の女性が「どうしたの、このオジサン?」という顔で見上げた。
ここは電車の中だった。
美味しいところは寝床で読むために残しておこうと、本を鞄にしまって涙をぬぐった。


老夫婦で男のほうが残されるとこのようなパターンが多いようだ。


逆に女性のほうが残ると、とても元気になっちゃう?
女性のほうが寿命が長いのだから当然かも。


そうインターネットに次のようなニュース。
滋賀県で手押し車を押していた痴ほう症の老女が警察に保護された。
その手押し車に7千万円の現金を積んでいたそうだ。


家族を信用しないで現金と株券を持ち歩いていた。
長生きしてもボケちゃ何にもならんなあ。



今日は休肝日にした。
だからまっすぐマイホームへ。


ママが「今日は疲れた〜」と珍しく弱音。
ダンボール箱の整理と居間のエアコンの取り付け作業があったのだ。



電気屋さんのお相手、ボクも手伝ったよ」とムックも眠そうである。
御苦労さまです。


すると突然、寝がえりをうってこんな顔!