まるで祈祷師みたい。

osyousan2010-01-20


朝、浦和駅の改札を出ると正面にあるうなこちゃんの石像(浦和名物のうなぎの像)前に女性が横座りしていた。
直接地面に座っている。
そして携帯電話で大声で話しているのだ。


明らかに酔っぱらっている。
年の頃は30代後半、徹夜で飲んで朝帰りという図だ。
通勤の波は冷ややかに一瞥して通る。


職場に毎日ヤクルトおばちゃんが来る。
私は100円の「ソフール」を買う。
「悪い菌を減らす」というのが気に入っている。


胃の中にいるピロリ菌をやっつけてほしい。


昼、外に出る。
昨日と打って変わって暖かである。
ポケットには400円しかない。
勿論財布にはあるが。


400円で済ましちゃおう。
牛丼の松屋をのぞいたら並んでいた。
じゃあ「はなまるうどん」にしよう。


はなまるうどん」も並んでいたがここは回転が速い。
ぶっかけうどん399円を注文するつもりだった。
トレイをもって少しずつ進む。
トッピングの天ぷらなどの揚げ物がある前を無視して通る。


注文するところに来ると元気のいい女性店員が「何にしましょう!」と大声。
ぶっかけ、と言うところを前の人がたのんだカレーが旨そうだったので「カレーうどんの中」と叫んでしまった。
意志が弱い。


レジに行くと「カレーうどん中ですね、504円です。」と告げられた。
しょうがない財布から5千円札を出す。
後でわかったが、中じゃなくて小にすれば399円だった。
このカレーうどん、旨かったなあ。


夕方5時半に早乙女さんと「かしらや」で待ち合わせ。
本屋で格闘技通信を立ち読みして時間調整した。


待ち合わせ時間に行くとすでに早乙女さんは来ていた。
生ビールで新年の乾杯。
おつまみは「味付け豆腐」。

だまっていてもタイミングよく焼きとんが皿にポンと置かれる。
生ビールの後は黒ホッピー。


30分もすると客が込んできた。
モツを炭火で焼いているおやっさんは無言。
いかにも職人である。
煙に囲まれた芸術的な写真を撮った。



まるで祈祷師みたい..。


これから新年会があると言う早乙女さんと別れて浦和駅に。


地元駅南越谷に下りた。
ちょっとお腹に隙間がある。
前々から一度入ってみたかったガード下の鮨屋「G蔵」の戸を開ける。


白木のカウンターに座る。
先客は3人。
板さんはニ人いたが握っているのは一人。
まず瓶ビール。


板さんは忙しそうだった。
奥に団体客が入っていた。
「マグロとイカを握ってください」と注文。


後から中年カップルが私の隣に座った。
男はビール、女はお茶。
「好きなものを頼んでいいよ」と男。


「マグロのトロと赤貝..」と女性。
「じゃあ、俺もそれ」


板さんが「はい、すみません、ちょっとお時間がかかります、ちょうどフィーバーなんで」と言った。
何?
板さん、しゃれを言ったつもり。
パチンコのフィーバー、つまり一番忙しいってこと。


こんな状態じゃゆっくり食べれない。
マグロとイカ4カンを食べてお愛想にした。


外に出ると客引きの男が4人もいた。
歩いている人より多い。


ガタイのいい角刈り男が手をこすりながら寄って来て「どうですか今なら2千円でいいですよ」と言う。
手を横に振って通り過ぎた。


家に帰るとモシャモシャ頭で光る目を持った男が寄ってきた。
はい、それはムックです。