鴨鍋

osyousan2009-11-17


また外回りの日に雨。
それも12月並の冷たい雨である。


武蔵野線に乗ると長い足を組んでいる男がいた。
通勤時間に非常識だなあ、と思ってみたらサングラスをかけた外人。


さいたま新都心駅に下りる。
ちょっと時間があったので駅構内の喫茶店に入りこれから訪問する先のおさらい。


ガラスの仕切りをはさんで客が向き合うかたちになっている。
目線のところは模様が入っているが、相手の飲んでいる物とかメモ帳は丸見え。
前にいるのは私くらいの男性。


手帳に何かを書きこんでいる。
ということは私の広げているスケジュール表も相手に見えているのだ。

午前中に2社を回り、昼は大宮ルミネ。
4階にレストラン街がある。
その中の「寅福」に入る。


日替わりランチはコロッケ、クリームコロッケ。
お惣菜が3品。



隣に座った背広ネクタイ4人組、年は60半ば、東北訛りである。
牡蠣フライ定食を頼んでから生ビールや日本酒を飲みだした。
仕事は終わったの?


午後は川口方面。
訪問先は金融機関。
ついでここで給料をおろした。


そして最後はお隣の西川口
相変わらず雨が降っている。
ここがまた遠い。
ママにアイロンをかけてもらったばかりのズボンも棒のようになった。


目を楽しませてくれたのがこのマリリン・モンロー
4メートルくらいある?
この場面は、7年目の浮気かな。


病院でまた待たされた。
患者じゃないので待つことは苦じゃない。


外に出るともう暗くなっていた。


西川口駅の階段を登って行ったら、見たことがある男が降りてきた。
(おっ、なぎら健壱だ!)


そこですれ違いざまに「なぎらさん?」と呟いてみた。
すると「どうも!」と返事をしてくれたのだ。
トレードマークの不精ひげに白いものが混じっていた。


なぎら健壱の後ろを2本の傘をもった若者がついていった。


地元駅につくと自転車がないので遠くにはいけない。
そこで駅裏の大衆酒場にした。
この寒さ、鍋が食べたい。


一人前じゃ鍋を出さない店がある(3人前からとか)。
ガラッと開けて「一人で鍋食べられる?」と聞いた。
そして入ったのが「あかさたな」。


注文したのが鴨鍋。


固形燃料なので煮上がるまで時間がかかる。
その間はポテサラをつまむ。


しかし、固形燃料が燃え尽きても鴨に赤みがある。

そこで大ママ(マスターの母親)に固形燃料を追加してもらう。
と同時に「雑炊のご飯は、ないの?」と聞いた。


雑炊はメニューにないらしい。
じゃあ、おにぎりを入れよう。
焼きおにぎりを鍋にぶち込んだ。


TVでは大相撲をやっていた。
居酒屋で見るとよく朝青龍が負けることがある。
途中、ちょっと危ない場面もあったがしっかり勝ってしまった。


勝負がついた後も「このやろう!」というようにダメ押しをする憎らしさ。
横綱らしい品格はみじんもない。


大衆酒場を出て交番の前を通ると何かもめている。
交番の中に男がいてその外で息巻いている酔っぱらいが2人。
5人くらいの警察官が間に入っていた。


見物人が遠巻きにしている。
内心、大立ち回りを期待しているのだ。
警察官が入ったら喧嘩は終わりですよ〜。



雨に濡れたほろ酔い男はバスに乗り我が家へ。


最後はオモチャを噛む瞬間の怖いムックの顔。