白衣の老婆
ブロック塀の黄色のキンギョソウが燃えるように咲いている。
その前でママとムックが私のお見送り。
陰は私。
木曜日は例によって駅の売店で週刊誌を買ってホームにあがる。
吊革にぶら下がればカバンをショルダーにかけて読書タイム。
浦和駅から伊勢丹の前を通り職場への道。
白衣を着た女性が前を行く。
病院関係の人か?
抜き去るとき顔を見たら真っ赤な口紅をつけた老婆だった。
これはファッション?
うーん、目立つ。
昼、ボスといつもの蕎麦屋へ。
余りの暖かさでワイシャツのまま外に出る。
今日はタヌキそばを食べた。
夕方、寄ったのは地元の居酒屋「U蔵」。
たまにアボカトサラダが食べたくなったのだ。
刺身類はツブ貝にする。
盛りつけがいい。
そして北海あさりの酒蒸し。
これはつぶが大きい。
外国産だろう。
厨房を一人で仕切っている30くらいのマスターを中心に女性が3人。
店内の照明は暗いが雰囲気は実に明るい。
この店でよく見る先生と呼ばれる老人が入ってきた。
今日は杖をついている。
昔、見た時は元気でしゃべりマスターを困らせてたことがあったが、
だいぶ大人しくなった。
隣にカップルが座った。
女性のほうが私が食べている大きなあさりを見ている。
男性が「ボトルある?」と店員に聞いたら「もうありません」と言われてニューボトルを頼む。
牡蠣グラタン、ダイコンサラダ、マグロの刺身の後、やっぱり北海あさりの酒蒸しを注文していた。
この店はTVもないし、マスターとの会話もない。
だから飲みながら週刊誌を読む。
1時間ちょっとで引き揚げる(早い)。
我が家に帰るとママが一人で夕食を食べ終わったところ。
おみやげにママが好きなアイス「ピノ」を買ってきた。
ムックにはおみやはございません。