薬師寺、石の踏み段
朝の散歩を終えて家の前まで来るとムックがまだ入りたくないと足を突っ張る。
だめ!と3.1キロの体を軽々と抱いて家に入った。
今日は義父の墓参り。
産業道路にある「えびす」でどら焼きを買う。
「えびす」の駐車場に紅葉マーク車が止まっている。
ママがどら焼きを買っている間、私は駐車場で待機。
その紅葉マークがヨロヨロとこっちにバックして来る。
えー、大丈夫か?
帰りに前向きになるように切り返していたのだ。
紅葉マークだと、よれよれの老人が運転していると思ってしまう。
実際は私より運転が上手い。
義母、義兄を乗せて薬師寺に行く。
「お爺ちゃんの墓参りはいつも晴れだね」と義母。
薬師寺に来ると水おけを探すのが大変である。
前に置いた場所が変わってしまう。
だからママが紫のミニタオルを結んで目印にしている。
こんな目立つものを取っ手につけている家があった。
墓参が終わると本堂でお礼の参拝。
今回の検査結果で、異常なかったことに感謝。
何しろここは昔から民の病気を治した薬師寺である。
この石の踏み段は住職が義母の訴えに応えて作ったものだ。
数年前、境内にいた住職に足が悪い義母が「ここの石段が高すぎるんですよ」と言ったのがきっかけ。
日本政府もこのようにすぐにやってほしいものだ。
私の運転はここまで後はママにバトンタッチ。
だからまず生ビール。
あら汁は無料というのでとりに行く。
寿司を捌くときに余る部分を味噌汁にしたのがあら汁。
長ネギ、玉ねぎ、ダイコンも入っている。
くるくる回る皿を目で追う。
丸々太ったカツオが持ち込まれた。
おお、これが皿に乗ったら食べようと期待した。
3枚におろしてサクにした。
さあ、これから寿司ネタに捌くぞ。
だがこの後、あら塩をパッパッとふる。
そしてバーナーで丁寧に焼きだした。
その間、生ビール2杯、つぶ貝、イワシ、中トロ、赤貝、しめサバ、エンガワ、青柳などを食べて腹がいっぱになってしまった。
千葉御宿出身の義母が「新鮮な魚はさっさと捌いて、勢いで食べさせなきゃ」とつぶやく。
家に帰ると当然こたつで昼寝。
夕方ムックと土手に行く。