あるタクシー運転手

osyousan2009-01-27


朝、駐輪場に自転車を預ける。
私の場合は月15日勤務だから駐輪場も月契約しない。


でもほとんど預かる位置は同じだった。
しかし、ここ1、2ヵ月場所が変わってきた。
つまり一時預かりの自転車が減ってきた、というわけだ。


1日150円がもったないと歩く人が増えたのだろう。
不景気の風がこんなところまで。



昼、ボスと「ももや」へ。
今日は盛り蕎麦にした。
ボスは黙っていても大盛り蕎麦が出てくる。


すぐ後から同じ職場の仲間が2人やって来た。
彼女らは温かい「ときたま蕎麦」をたのんでいた。


昼食後、ボスと別れて銀行へ行く。
ここで資金をおろしてコンビニで国民健康保険の払込。
普通、同じ銀行で払い込みをやるだろう。


しかし、私はコンビニのほうがいい。
銀行は順番カードを持ってソファで待つことになる。
それだけ手間がかかる。
ローソンは実にコンビニエンス(便利)。


今日も夕日が赤い。
この場面を見ると「高校三年生」の歌を思い出す。
「赤い夕陽が校舎を染めて、ニレの木陰に沈むころ〜」。



明日は休み、軽いペタルを踏んで「家族公認の店」Mに行く。



カウンターはほぼ満席。
テーブル席に座る。
そこには居酒屋Dのママがいた。
居酒屋Dは今日はお休み。


ママのところは昨年コッカースパニエルを飼った。
もう7ヵ月で10キロはあると言う。
ムックの3倍以上。
可愛いワンコの話題。


するとDのマスターが遅れてやってきた。
巨漢ですごい迫力。
このDマスターが動物大好き人間。


タクシーの運転手が本業。
夜勤を終えて朝帰るとまず水槽の金魚に餌をあげる、そして外に出て雀たちにピーナツを撒くのがいつもの行動。
10羽くらいの雀が屋根の上でマスターの出現を待っている。


お通しを食べるとMのマスター(マスターが2人いるからややっこしい)が「今日はいいのが入っていますよ!」と言う。
そう焼きとんのカシラ。
これが大好きである。



神田すみれさんがやって来た。
この時間に会えるなんて珍しい。
後ろ姿がすみれさん。



豪快なタクシー運転手Dマスの楽しい話はまだ続く。
≪昨日、若い酔っ払い男を乗せた。
「道順を説明して弥十郎まで行ってくれ」と言ったきり寝たらしい。


言われた通り走って着いたが本人が熟睡。
いくら声をかけても起きない。
タクシーは客の体を触って起こしてはいけないらしい。


15分くらい大声で呼んだが駄目。
会社に電話して車の位置を教えてもらい交番まで行こうとしたが、クーラーを吹き付けてもう一度大声で呼んだらやっと目を覚ましたそうだ。


その若い男、びっくりしたらしい。
眼の前に、この顔をした大男がいたら誰でももう一度寝たくなる。
追い討ちをかけるように、「本当なら超過料金をもらうところだぞ、この馬鹿野郎!」と怒鳴ったらしい。
正規の料金を払って飛んで行ったそうだ。≫


この運転手ならタクシー強盗が逃げるだろう、と思った。
居酒屋Dの夫婦は1時間半いたが「檀家回りをしないと」と言いながら出て行った。
檀家回りとはお得意様まわり。


居酒屋を出ると、バリエに行く。
そして不二家でケーキを買って帰った。



眠っているムックをパチリ。
同じような模様の毛布にくるまっている。