浅草寺

osyousan2009-01-04


浅草に向かう東武線の中、けっこう込んでいる。


後ろでオバちゃん2人の会話が耳に飛び込んできた。
「薬を飲ませたんだけど気管支に入り咳きこんでしょうないの、そこでフリカケにまぜてあげたの、それでも飲まないの」
「薬を飲まなければ効かないからね」
「そう鼻をつまんで無理やり飲ませることもできるんだけど..」


酷いことするなあ、と思っていたが相手は今年12歳のワンコだった。
このお二人、西新井で下りた。
大師様に初詣らしい。


浅草駅に来るとまず隅田川に行く。
あずま橋の向こうにアサヒビールの名物黄色い雲。
こちら側には水上バス



正月とあって浅草寺はすごい人出。
雷門はこのようになっていた。



仲見世の正月風景は何回見てもいい。
寅さん映画に出てきそうだ。



仲見世の近くにある呉服店の屋根に切られの与三郎がいた。
今、浅草公会堂で新春歌舞伎が行われている。
その宣伝。



本堂を警備しているのは警察官じゃなかった。
外見は警察官そのものだが、胸に民間会社のワッペンをぶら下げていた。




境内には黄色いはとバスがずらっと並んでいる。
その向こうに浅草寺病院が見える。
入院患者は窓から下界の風景を見ているのだろう。



昼は「ニュー浅草」に入る。
私がお気入りの大衆酒場である。
表通りにある「神谷バー」は込んでいてとても入れない。


12時10分に、窓際のテーブル席に座る。
ここのオーナーは越谷の人。
あっという間に席が埋まった。


見渡す限り老人男性ばかり。
団体客は2階、3階に誘導される。
まず私が頼んだのは瓶ビールと厚揚げとイカの刺身。


ハンチングをかぶった品のいいお年寄りが私の隣に座る。
生ビール大と日本酒ボトルを頼んだ。
「お強いですね」と声をかけた。
池袋からバスで来たと言う。
年齢は83歳。
恐れ入りました。


いい気持で駅に向かう。
東武浅草駅から新仲見世に入ったところに宝くじ売り場がある。
そこの看板を見て驚いた。
「この売り場からドンドン出てます」


つまり3億円1億円がドンドン出ている、らしい。



駅に着いたら便意をもようした。
そこでトイレに。


オバチャンが、ちょうどトイレットペーパーを補充しているところ。
「ちょっと待ってください」と言われ笑顔で「ハイ」と答える。
セットする前にロールペーパーの出だしをはがす作業がある、
それが中々出てこない。


「こんな時に限って..すみません」とオバチャン。
「いいですよ、我慢できますから、しっかり仕事をやってください」と私。


始発電車に乗り、座ったらすぐに寝た。
トントンと肩を叩かれた。
目を開けると目の前に車掌さんがいた。


3秒くらいきょとんと車掌さんの顔を見ていた。
乗った電車は、北千住どまりだった。



夕方のムックの散歩は用水公園。


夕焼け富士を見ようと陸橋の上にのぼった。
しかし地平線に雲がかかっていて見えなかった。


早めに風呂に入り娘が作ったキノコうどんを食べる。
食べるときにうどんの上に、とろろをかける。
旨い!
ビールがはかどる。
私は何でもつまみになる。


うどんを食べた後、クリームパンをつまみながらウーロンハイ。
私は何でもつまみになる。


ムックが膝の上にのぼってきた。