仕事おさめ
職場のあるビルの6階から山の雪が見える。
そしてアンテナの向こうに富士山も。
今日は空気は透き通ってとても寒い。
仕事収めなので、昼はボスのおごりで盛りそば。
いつも行く「ももや」の出前。
天ぷらつき。
蕎麦が乾いていたのが残念なり。
3時半になると大掃除。
と言っても私は自分の机周辺を拭いただけ。
拭きながら1年間、ありがとうという気持ち。
帰りに地元の居酒屋「W亭」に寄る。
自転車で3分走っただけだが、寒さで顔が固まった。
店に入ると石油ストーブがガンガン焚かれている。
ホッとする。
カウンターに中年女性が座っていた。
一日の仕事を終え湯豆腐をつつきながら、ほっと一息という感じ。
スーパーに卸す煮物屋で働いているそうだ。
正月料理で今が一番忙しいとき。
お通しはブリ大根。
味が染みて旨い!
そのあとは厚揚げ豆腐。
次に入ってきたのも中年女性だった。
癒し系のマスター(独身)は女性にもてる。
こちらもスーパー勤務。
御苦労さん。
次に頼んだのは、ほっけ。
マスターと話をしていたら氷屋のOちゃんがやってきた。
久し振りである。
Oちゃんはすでに焼き鳥屋でいっぱい飲んでいる。
「Iさんが亡くなったの、知ってる?」と言われた。
昨日「M」で聞いたばかりだった。
Iさんはよく居酒屋で会った。
「M」のバス旅行にも行ったことがある。
ガンらしい。
Iさんは年寄りに見えたがまだ、享年65歳だった、、合掌。
はじめに来たオバチャンがいい気持で「今日は口切が女だから繁盛するわよ」と言ってお愛想をして出て行った。
その通りになった。
すぐ男性客が二人来た。
そして若い女性が1歳くらいの子供を抱いて入ってきた。
マスターが「私の子です」と冗談を言う。
彼女の母親らしい人も来て座敷に座る。
2時間ほどいて私もお勘定。
外は風が吹いて厳寒である。