小さなツキ
「はなまる」でゴマネギうどんを食べる。
まずトレイをもって並ぶ。
前の人について少しずつ移動。
目の前に色んな天ぷらがある。
その誘惑を払ってそのまま進む。
「(うどんは)何にしましょうか?」と声がかかる。
「ゴマネギうどん」と告げる。
茹でたてがどんぶりに盛られその上に薄口のつゆをかけた。
そして最後に青ネギとゴマ。
これで294円である、充分。
段ボールを抱えてエレベーターに乗る。
けっこう重たい。
段ボールの中身はちらし。
表通りにあるクロネコヤマトに持っていくつもり。
すると途中のドアがあいて大きな台車が入ってきた。
「どうぞどうぞ」と私。
すると会釈したオニイサンが「それお預かりしましょうか?」と言う。
なんとクロネコヤマトのオニイサンだった。
その重たい段ボールを軽々と台車に積んでくれた。
そして1階で着払いの手続きを済ますことができた。
これを小さなツキと言うのだろう。
夕方の浦和駅ロータリー。
浦和レッズのイルミネーションで真っ赤である。
でも今期のレッズはノンタイトル。
10億円の減収だとか...。
帰りの車内で藤沢周平のエッセー集「帰省」を読む。
電車の中で読む本としては重たい。
重厚という意味じゃなくて物質的に重たいのだ。
手で持っていると疲れる。
南越谷駅の裏は、もう真っ暗。
カラオケ屋の向こうに立ち飲みやきとん屋「やまちゃん」が見える。
おっさんたちがもう飲んでいる。
それを横目で見て駐輪場へ。
今日は久しぶりの休肝日にした。
口唇ヘルペスもできているし、肝臓を休ませる。
TV「ネプリーグ」が終わるころには夕食は終わった。
実に早い。