時計のベルト
朝、散歩を終えてパソコンを叩いていたら門扉が開く音。
ムックは吠えて玄関に行く。
台所にいるママは気付かない。
そのまま客は去っていった。
誰だろう?
ママが外に出るとドアノブにビニール袋がぶら下がっていた。
中身は娘の好きなチーズなどが入っている。
そう、昨晩娘と電話で話をしていた優しいお姑さんだった。
勤務しているビルの1階にある自動販売機が好きである。
朝は「おはようございます、いってらっしゃい!」という声が出る。
ここで買うのは「おいしい麦茶」130円。
昼は「ももや」で、かきたまご蕎麦を食べる。
寒い時はこれがいい(630円なり)。
先週はたまごとじだった。
昼食後、さくら草通りの時計屋に行く。
出勤途中に時計のベルトが外れビズが飛んだからだ。
このベルトはこの時計屋で買った。
店主が素早く応対してビスの寸法を測りセット作業を始めた。
しかし、なかなかフィットしない。
実は昨晩我が家で同じ作業をしている。
私が外れたビスをはめ込む作業を30分くらいやったが駄目で、ママにバトンタッチ。
ママは5分くらいでセットした。
しかし、今朝、伊勢丹前でまた時計が外れて道路に落ちた。
そしてビスは飛び散った。
昼時とあって客が2人も待っている。
店主もこんな簡単な作業で手間をとるとは思わなかったろう。
それでも10分くらいでやっとはめた。
お値段は525円。
店主の気持は「たった525円で汗をかいたなあ」。
午後からは企業訪問。
今日は越生である。
浦和から大宮→川越→坂戸→越生と乗る。
越生駅で下りたのは企業のある反対側。
待合室にいた高校生に「線路の向こうに行くのはどの道?」と聞いた。
「あの踏切を渡ればいい」と教えてくれた。
企業の担当者とお話。
1時間以上も話が盛り上がった。
そのうち強い雨が屋根を打つ音。
担当者が「私の車で駅まで送ります」と言ってくれた。
こんなことはめったにない。
もう外は薄暗い。
朝霞台駅で武蔵野線に乗り換え。
ここでグイッとやりたい。
迷わず「さくら水産」に入る。
まずは生ビール。
そしてホタテの刺身、キムチチゲ鍋。
あとはホッピー。
店を出ると朝霞台駅舎にあるシュークリーム店に寄る。
客が並んでいる。
ここでシュークリームをオミヤでお買い上げ。
シュークリームをぶら下げて北朝霞にホームに立つ。
今何時だろう?と腕時計を見た。
ない!時計がない!
じゃあ「さくら水産」のカウンターに忘れたのだ。
と言うのはカウンターに時計を置いた記憶がある。
すぐ改札に「忘れ物をしました」と言って外に出た。
さくら水産入り口の若い女店員に「腕時計の忘れ物はないですか?」と聞いた。
「どこですか?」と言うので、自分が座った席に行く。
40歳くらいの男性がいい気持で飲んでいた。
「腕時計なかったですか?」と聞いた。
気のよさそうな男性は身の回りを探してくれた。
ない。
あの時計は娘のヨーロッパ土産でベンツの時計。
残念だがしょうがない。
店を出て背広のポケットを探ったら、あった!
先ほどからコートのポケットを探していたのだ(馬鹿みたい)。
このブログは、痴ほう症になっていく記録かも知れない。
最後はまたムック。