デジカメ紛失騒動
寒くなった。
Gスタンドに灯油を買いに行く。
1年前は路地を回って、音楽を鳴らして走るタンク車から買っていた。
もって行ったのはポリ容器3個。
まず事務所に行って18リットルの券を3枚買う。
そしてその券を機械に挿入。
あとはノズルを容器に入れてハンドルを握るだけ。
だがすぐに止まる。
隣にいた人が「ノズルは奥まで入れないほうがいいですよ」と教えてくれた。
ノズルの先が液体に触れると出が止まるのだ。
昨年もやっているはずだが、すぐに忘れる。
ママと娘がコジマ電気で買い物をすると出かけた。
私も一緒に行こうと誘われたが、ムックとの留守番を選んだ。
そのほうがいい。
デジカメ(サイバーショット)を使おうとしたが、ない!
先ほどGスタンドで出したばかり。
ベストとジャンバーのポケットを何回も探す。
置き忘れかな、家の中をぐるっと回る。
ない。
じゃあ車の中に落としたのか。
車でコジマ電気に行っているママに「落ちていないか?」聞いてみた。
「今、車から下りて店の中だから後で調べる」という返事。
インスタントラーメンを食べ缶ビールを飲みながら、デジカメのことを考える。もしかしたら出てこないかも知れない。
まだ買って2ヵ月だ。
その時は前のLUMIXを使おう。
重たいが..。
ママと娘が帰ってきた。
「車の中には、ない」という返事。
自分の目で確かめるため雨の中を傘もささずに車のところへ。
座席の隙間を調べたが、ない。
すると庭のガラス窓が開いてママがカメラを差し出す。
なんとフリースの上着のポケットにあったのだ。
つまり私は今まで着ていたジャンバーのポケットを探していたのだ。
外出するときはジャンバーを着る。
それがGスタンドにはフリースを着て行ったのだ。
これは言い訳。
思い込み、つまりボケたのだ。
デジカメ紛失事件に長い文章になった。
薄暗い夕方、冷たい雨が降る中をムックの散歩。
屋根がある陸橋下。
そこまではカンガルー抱っこに入れて行く。
黒ラブと柴犬に吠えるムック。
相手がその気になったらかみ殺される。
慌てて抱く。
家に戻ると風呂に入る。
寒くなると暖かい風呂がありがたい。
4日間伸ばしたままの不精ひげを剃る。
TVで歌手白根一男(72)の詐欺事件をやっていた。
これはまだ芸能ニュースでは報道されていない。
紅白歌合戦にも出たことがあるベテラン歌手。
ことの始まりは、脳梗塞で入院していた中年女性が白根一男のDVDを聞いてフアンになった。
新しいDVDのキャンペーンで必要とする費用を、10数回にわたり1,400万円も貸してしまう。
実際はキャンペーンはやっていなかった。
白根一男は昭和40にも結婚詐欺をやっている。
43年前、週刊新潮の「黒い事件簿」で読んだ記憶がある。
犯罪者は同じ罪を繰り返すのだ。