ノン子36歳
朝、9時に熊谷駅に着いた。
これからバスに乗る。
駅構内でドキッとするポスターを見る。
フラッシュでハレーションを起こしてよく見えないが、
若い女性があおむけに水に浮いている写真。
水死した?
「ノン子36歳(家事手伝い)」という映画である。
ノン子と聞くと「ノンちゃん雲に乗る」という大昔の映画を思い出す。
12月より封切りだが、熊谷の映画館で先行上映だそうだ。
この映画の撮影が寄居町と秩父で行われたから。
インターネットを見たら主演は坂井真紀。
結婚に失敗して生まれ故郷に戻ってきた36歳の主人公。
純真な青年と出会い沈みきった心が動き出す..。
バスは1時間に1本。
のどかな秋の田園風景の中を走る。
遠く山々が見える。
仕事じゃなければとても来ない場所。
感謝しているし何か因縁を感じる。
それは寄居が父親の生まれたところだからだ。
小さい頃「埼玉県大里郡寄居町用土」と丸暗記したものだ。
本籍である。
昔は、本籍を動かさなかった。
昼は熊谷駅に戻って「日高屋」に入る。
この中華店はどこにでもある。
野菜たっぷりのタンメン。
周囲を見たらこのタンメンを食べている客が多い。
野菜が入っていると健康にいい、と思うから?
熊谷の後の訪問地は上尾。
そして久し振りに浦和の仕事場に戻る。
しばらく見ない間にヨーカ堂商店街にはクリスマスの横断幕。
4連休でアルコールを飲みすぎたので、今日は休肝日にした。