ほおずき市

osyousan2008-07-10


まず朝採りのゴーヤ、ミニトマト、大葉を見てほしい。
すべてママの力作である。
私は何もしていない。
「美味しいなあ」と食べる役目。


おっとムックが匂いを嗅いでいる。


ママはバレーボールへ出かけた。
私は休み。
昨日からほおずき市が始まっている。
浅草へ出る。


浅草寺は、平日だがすごい人出。
中国、韓国からの観光客と、日本のシルバーさん達。
私もそうだが..。


今日はほおずき市だが「四万六千日」でもある。
今日お参りすれば四万六千日分の御利益がある、らしい。



ほおずき娘が「縁起物ですから、一鉢どうですか」と誘う。


どこのほおずきも一鉢2,500円。
それなら可愛い娘のところで買ったほうがいい。
こういう男客、多いだろうなあ。


真っ赤なほおずきもバラで売っていた。
これが1本1,500円?


仲見世の裏を通ると人力車が来た。
外人の観光客である。


いつも行く酒場の自動ドアを開けた。
天井から大提灯がぶら下がっている店だ。
真っ黒にゴルフ焼けした社長が注文をとりにきた。


そこで「この前、蒲生でお見かけしましたよ」と話かけた。
「うん、あそこの公園がウチなんだ。」
なるほど..。


たのんだのは山芋の千切りとメンチカツ。



瓶ビールを飲みながら「クライマーズ・ハイ」の最終部分を読む。
この喧噪の中で読むのがいい。
ビールが回ってきた。
物語の中に埋没して涙が出てきた。
酔うと涙もろくなる。


向こうのテーブルで老人が大声で激論。
ほおずきにぶら下がっている風鈴の話。
葛飾区のある地区で作っていると主張している黒メガネ。
いや、ほおずきの場合は違うと言う他の2人。

どうでもいいじゃん。


話題が変わって浅草松屋にあったキャバレーになった。
この黒メガネはその時代からダンスを踊りに来ていたそうだ。
とすると70歳を超えている。


その頃、私の3兄がここでエレベーターボーイをやっていた。


酎ハイを追加して最後は鰯の刺身。


肩にバッテンでカバンを掛けて手にはほおずきをぶらぶら。
仲見世を歩く。
おや、「とらんくすや」があった。
男性のトランクス専門店。飾ってあるやつ1,050円だった。


雷門で雷おこしを買って、いつもの通り浅草駅から始発に乗る。
そして寝ている間に新越谷に着いた。