レントゲン
朝食のデザートにサクランボ。
ママのお土産である。
砂糖をかけたように甘いから佐藤錦、なんちゃって。
5日振りの出勤。
駅から職場へ向かう途中に建築中だった料亭がその姿を現した。
あの犬矢来のある店。
その名は、懐石料理の「高砂」。
オープンは7月はじめ。
昼は「ラーメン王」に行く。
厨房真ん前のカウンターには座れなかった。
調理している光景を見るのが好きだ。
厨房から離れたカウンターに座る。
そして頼んだのは味噌ラーメン。
ここからでも鉄鍋の中で踊る食材の音が聞こえる。
隣りのオジサン、冷やし中華の紅生姜を丁寧に避けながら食べている。
初めから生姜抜きと言えばいいのに..。
職場の窓ガラスに鳩がいる。
ずーっといる。
ここは6階である。
カラスに追われたのか?
小さな動物はみなムックに見える。
ここ数日痰が出る。
仕事をやっていても突然喉がからむ。
カーッペとやるのも下品だ。
しかし、思いっきりやらないと出てこない。
帰りに駅前のクリニックに寄ることにした。
ママに電話してあらかじめ診察券を出してもらう。
南越谷駅に着いて自転車置き場まで歩く。
途中で屋根から、巨大な水道の蛇口(?)がニョキニョキ出ている。
そこはカラオケスタジオだった。
このジャンボ蛇口は空気穴かな?
クリニックに入るとすでに12,3人が待っていた。
早く出した診察券のお陰で15分待ちで名前が呼ばれる。
「ちょっと胸の音がするのでレントゲンを撮りましょう」と言われた。
隣のレントゲン室で看護婦さんに「この板に胸をつけてください」と指導される。
看護婦さんは出ていく、そして先生を待つ。
なかなか来ない。
お腹にガスが発生。
プッと出た。
この狭い部屋で..まずい。
忙しい先生はなかなか来ない、良かった。
現像されたレントゲン写真を見ながら「ほら、右胸がうっすらスジ状に白くなっているでしょう、これは肺炎の一歩手前です。」と先生嬉しそう。
たっぷりと薬を貰い家に帰る。
薬の中身を見たら全部で9種類あった。
まるで食べ物みたいだ。
当然、今晩は休肝日。