濡れネズミ
朝、自転車で駅に向かう。
若い女性が後ろからきて「おはようございます!」と追い抜いて行った。
よく見たら娘の友達Tさんだった。
驚いた、カーりーへアーで奇麗になっていた。
痩せたかな?
昼はボスと蕎麦屋へ行く。
外は初夏を思わせるいい天気。
盛り蕎麦を10分で食べた。
ここでボスと別れて私は銀行へ。
後ろで「ピー!」というけたたましい笛の音。
臆病な私は飛び上がった。
横断歩道に立っているお巡りさんだった。
廊下を歩きながら外を見ていたら前のビルの4階の窓が開いている。
こっちは6階だから見下ろすかっこう。
黒いソファに男性が座ってTVを見ているような感じ。
半袖シャツから覗いている腕には刺青が..。
おお恐っ!
地元駅、裏道に出たら黒い車が通り過ぎていく。
ズンズンズンという重低音が響く。
立ち飲み焼き鳥屋「やまちゃん」はこの時間から客が沢山いる。
自転車置き場まで歩いていたらさっきの車がまたやってきた。
道に迷っているのか?
中を覗いたらキャップを逆さに被った黒人にギョロリと睨まれた。
ズンズンズン..。
おお恐っ!
わが家まで来ると、前に散歩から帰ってきたばかりのムックがいた。
そして私に愛敬を振りまく。
洗面所で足と体を洗われ、濡れネズミのようになる。