加賀屋の分家
また強風で武蔵野線が遅れているというニュース。
ちょっと早めに家を出る。
ママとムックが日だまりでお見送り(写真)。
確かに30分遅れらしいが私がホームに立つと、丁度電車がやってきた。
それにいつもより空いている。
そんなもんだ。
職場にはいつもの時間の5分前に着いた。
昼、コルソの前を通って「日高屋」に行く。
すると途中のコルソ「彩菓の宝石」の前が長蛇の行列。
開店4周年のバーゲンセールらしい。
「日高屋」では坦々麺を注文。
坦々麺は「刀削麺酒家」でお馴染みだが..。
ここの坦々麺もかなりの辛さである。
スープが真っ赤。
思わず咳き込んでしまった。
仕事帰りにまたコルソの前を通る。
そして「彩菓の宝石」の行列に並んでしまった。
昨年もこの記念セールに買っているのだ。
南越谷駅に下りて、はじめての居酒屋「千野屋」に寄る。
北千住「加賀屋」の分家とあった。
5時半に店に入る。
カウンターに3人の客がいた。
正面に大型TVがある。
カウンター、テーブル席で35人くらい入るかな。
モツ煮込みや焼き鳥が中心。
手の込んだ料理は出ない。
じっくりと飲む居酒屋じゃない。
まず瓶ビールを飲む。
初めての店では瓶ビールがいい。
まずこの店一番の売り煮込みを頼む。
落とせば壊れそうな柔らかい焼きの小さな鍋の入れ物。
これに味噌仕立ての煮込みが出た。
これは加賀屋のパターンである。
北千住の加賀屋も新橋の加賀屋もこの煮込みだった。
加賀屋は私の思いでの居酒屋。
40才くらいのマスターが目の前に来たので「北千住にいたことがあるの?」と聞いてみた。
「はい、そこで修行をしました」といい感じである。
「私は25年前、新橋の加賀屋にもよく行ったが、みんな同じ系列?」
「私の師匠に聞けばわかりますが、多分そうだと思います」
耳にピアスをつけていたマスターだが受け答えには好感が持てた。
確かに新橋の「加賀屋」はよく行った。
大鍋にぐつぐつ煮込んだモツ煮があり、その中に時折豆腐を入れてかき回していたが、それを見ながら飲むのが好きだった。
新橋のオニイサンはモツ煮と焼き物担当で、実に手際よく捌いていた。
これだけやれればどんな仕事も出来るだろうなあ、と関心したものだ。
懐かしい。
最近新橋に行ったが、もう店はなかった。