花粉?

osyousan2008-02-18





夜中に咳が出て目が覚める。
鼻が詰まって喉がいがらっぽい。
まさか花粉症じゃないだろ。


起きた瞬間今何時だろう?と考える。
枕元の時計は見ないで階下に。
そしてトイレの時計を見る。
当たった、やっぱり2時近辺の時間だった。


スタンドをつけて枕元にある本を手にする。
エッセー「病の神様」、、横尾忠則著である。
子供の頃、熱があると母親の姿が遠くに小さく見えたと書いてある。


おや、私と同じだ。
私も同じ経験がある。
夜、目を覚ますと、隣の部屋にいる両親が遠くに小さく見えた。
時には自分が空中に浮遊しているかのように小さく見えた。


幽体離脱をしているのかな、と思ったこともある。
その頃、小児結核を患っていて常に熱っぽかった。
誰にも話さなかった小さな秘密だった。



武蔵野線の車内で「大森駅で人身事故があり、ただ今京浜東北線が運休しております。」というアナウンス。
またか。
南浦和駅から浦和駅まで歩こう、と覚悟した。


一応、京浜東北線のホームまで行ってみる。
ありゃ、電車が来ている。
残念ながら普通の時間に職場に着いてしまった。


ぶらぶら歩いて30分遅れの方が非日常で楽しかった..。
私と同じコースを出勤しているHさん、ギリギリに到着。
一駅歩いたそうだ。


電話当番の後、1時過ぎに「ももや」へ行く。
珍しく黒っぽい布で姉さんかぶりをしている女将。
寒いからだ。


かき玉蕎麦を注文。
私が食べているのを見て隣の男性が玉子とじを頼んでいた。
その差は、なーんだ。
かき玉はとろみが入っているのだ。


お手伝いのおばあちゃん(70半ば)が女将に「手が痒い、霜焼けになったのは何十年ぶりかしら」と話していた。


ほんと、こんなに寒い2月は久方振りである。
でも少年時代はもっと寒かった。


いつもより30分遅く出た。
電車の中で携帯が鳴る。
ママからだ。
「ちょっと遅いけど、飲んでくるの、どうなの?」と言う。


「真っ直ぐ帰ります」と返信。


写真はママの襟足に顔を寄せて甘えるムック。
私にはこんなことはやらない。