年寄りに鏡を..

osyousan2008-01-28




昼、高架下のラーメン王に行く。
出がけに電話があったのでスタートが5分遅れた。
入り口の椅子で3人も並んでいた。


普段の私なら食べるところは沢山あるので、別の店に行くのだが、
この寒さ、また外に出るのもなんだから、ここで待とうと決めた。


10分ほど待つと「相席でもよろしいですか?」と言われて4人掛けテーブルへ。
私の前は若い女性2人。
今風のキャップを被っている。


「ご注文はお決まりですか?」という店のオバチャンに
待って居る間に、頼むものは決めていたのでここぞとばかり「かか、広東麺!」と、どもった。
私らしい。


私は壁に向かう席、その前に女性二人。
視界が狭い。
目のやり場がなくて手帳を見たりして時間をつぶす。
恥ずかしい年じゃないのだが..。


やっと広東麺が到着。
これを5分もかからずに平らげた。


同じ600円を払って食べるのならやっぱり厨房を覗けるカウンターがいい。


職場のあるビルに戻り、一階のトイレに入る。
用を済まして手を洗う。
その時、鏡に映った自分の顔に驚いた。
口のそばに菓子くずがひっついていた。


これは午前中に北海道ミヤゲで頂いたパイ。
あの浜名湖のウナギパイにそっくりなやつ。
菓子は苦手な私がボソボソと食べたパイが口に付いていたのだ。


そのまま外に出てラーメン王で若い女性と対面食事。
「あら、いやだ、あの爺さん口に何か付いているわ」と思っていただろう。


私自身、他人の鼻毛が見えただけで気になる。
どんな色男でも、どんな高尚な意見を吐いていてもその鼻毛で幻滅。
そんな私が、口に菓子くずをつけたまま...恥ずかしい。

口の周辺の神経が鈍ってきているから、ものがついていても気づかない。
年寄りは目の前に鏡が必要である!


夕食をとりながらTVを見る。
月曜日は8チャンエネルの「ネプリーグ」。
これが面白い。
素の芸能人が見られるからだ。


実家の長兄から電話。
プライドの怪人、百瀬博教さん(67)が亡くなったという情報である。
百瀬さんは今から18年くらい前、週刊文春に「不良ノート」というエッセイを執筆していた。


これでファンになった。
日本橋のヤクザの息子として生まれ、石原裕次郎の用心棒をやったり拳銃不法所持で服役した過去を思いつくまま綴った文章が心をとらえた。


風呂場で死んでいたというニュース。
酒もやらない男が...。
ちょっと不審な臭いがする。


今度はママの携帯に息子からメールが入ってきた。
息子からの電話にママが生き生きとする。
えっ土曜日?
私はまた池袋。


今晩のムックはやけに大人しい。
昨晩はなんだったんだろう?