秋田の味噌

osyousan2007-12-18





今朝は寒い。
ムックもニットの洋服を着る(写真)。
これは珍しく息子に貰ったものだ。


昼、外に出る。
浦和の街にはどこか師走の慌ただしさがある。
「半兵衛」の地下階段をおりる。
そこには落ち着いた地下の空間。


カウンターに座り鯖の味噌煮定食を頼む(写真)。
脇には薄いTVがあり、みのもんた思いっきりテレビをやっていた。
目の前にある黒板に鍋料理が書いてあった。
牡蠣鍋650円。


「夜はこの鍋やっているんですか?一人でもいいの?安いですね」とマスターに話しかけた。
気むずかしそうなマスターが「安いってよく、言われるんですよ」と返事。
お世辞じゃなくここなら夜一人で来てみたい。


勤め帰りに居酒屋「Tちゃん」に寄る。
土曜日の忘年会の写真をアルバムにしたのでそれを持って..。
客はカウンターに6人。
一番奥の老婆の隣が空いていた。
オカアさんと呼ばれている。


オカアさんはもうなかり飲んでいた。
確か年は80才。
先日の忘年会にも参加しているので写真を見せる。
「あら、私ってウルトラマンみたい」
茶色の色つきメガネ、、全くその通りです。


オカアさんは「じゃあ、これからパチンコやってくるよ」と外に出ていった。


入り口にいる男性がもうカラオケをやっていた。
ママに触ったりしてうるさいオヤジだ。
私の隣は50代の女性。
旦那(?)と来ているようだ。


中年女性が、キム・ヨンジャの歌を歌う。
隣の旦那は小林旭の「自動車ショー歌」。
私は適当に手を叩いていた。


すると自動車ショー歌の男が
「○○さん、歌ってくださいよ、○○さんとは、もうここで3回、会ってますよ」と言う。
私の名前を知っている、しかし、こんな男覚えがない。


多分、私のボトルのネームを見ているんだろう。
それじゃあ、と「時代遅れ」を歌った。
歌い終わると入り口にいたオヤジが私のところにやってきて、
「よかった、私、女も好きですが男も好きですよ、これからも宜しく」と手を強く握る。


68才で2年前離婚したそうだ。
色々話しかけてきてわずらわしい。
適当に相づちを打って追い払った。


後でママに聞いたらオカマの気があるらしい。


やっとオカマ男とその仲間が帰った。
そして隣の怪しいカップルも出ていった。
どうやら夫婦ではないようだ。


この店としては珍しく、客は私一人になった。
しょうがない、次の客が来るまでマスターと話をする。
マスター、外に出てきて自分の若いときの話をしだした。
19才で自衛隊に入り3年、その後秋田で寿司屋奉公、暖簾分けして寿司店を経営、
保証人になって失敗、上京してとび職..。


秋田弁が心地いい。


やっと客が入ってきたのでお愛想。
ママが秋田の実家から送ってきた味噌をオミヤでくれた。
これがめちゃ旨い、何回も貰っているのだ。
明日はこの味噌で味噌汁をつくってもらおう。