久しぶりの雨
久しぶりの雨。
インフルエンザが流行りだしているので雨は歓迎である。
私は小さい頃から雨は決して嫌いじゃなかった。
病院の窓から見た雨に濡れた光景。
友達と傘を差しながら小川に笹舟を浮かべた思い出などがある。
駅の売店で週刊文春を買う。
これを読みながら出勤すれば退屈しのぎになる。
しかし、電車では吊革に掴まらなくては読めない。
残念、いいポジションを確保できなかった。
週刊誌は、後のお楽しみ。
昼になると雨はあがっていた。
ボスと「ももや」に行きタヌキ蕎麦を食べる。
いつも盛り蕎麦のボスが、今日の寒さに温かいかけ蕎麦を食べていた。
この蕎麦屋は、温かい蕎麦にもそば湯を出してくれる。
蕎麦を食べ尽くしたあと、そば湯を入れてツユを飲むのだ。
薄まって最後まで飲み干す。
甲高い声が聞こえると思ったら別のテーブルに上司たちが来ていた。
向こうは値段の高い天麩羅蕎麦を食べていた。
南越谷駅前にあった蕎麦屋が店じまいして「松屋」がオープン。
24時間営業の「松屋」はいつも客でいっぱいだ。
夜中に、ふとここに来て食べたくなるだろう。
「松屋」は若者や独身者、単身赴任者、の味方である。
居酒屋「M」に行く。
カウンターはいっぱいだった。
テーブル席に中年フリーターEさんがいた。
Eさんに相席させてもらう。
暫しEさんからサッカーの話を聞く。
何しろEさんはレッズのサポーター。
毛糸帽子を被ったフォークリフトのIちゃんも来る。
今日は座敷に宴会がセットしてあった。
人数は10人くらい。
そのうち若い女性2人が宴会座敷に座る。
何とIちゃんの会社の女性。
Iちゃんは会社の女性が今日飲みに来るというのは、知らなかったらしい。
Iちゃん、「好きなものを頼んでいいぞ!」と女性に見栄をはる。
宴会のテーブルには鍋と刺身が用意してある。
それなのに、女性に高い毛ガニを奢ってあげていた。
男とはそんなもんだ。
私はメヒカリのお通しの後、牡蛎フライ、野菜サラダ(写真)。
野菜サラダにキウーィが入っていたのは誤算だった。
この野菜は私の唯一の苦手。
キウーィのツブツブ種が喉を刺激して咳が出る。
飲んだのは、生ビールに焼酎黒ウーロン茶割り。
店に座って1時間半になるともうできあがり。
勘定を終えて立ち上がったらカウンターにいた「スナックH」のママが
「○○さん(私)、22日、うちの忘年会に来てくれない?」と誘われた。
「あつ、22日は先約が入ってます。もっと早く言ってもらえれば..」と答えた。
これ本当である。
22日は東武線沿線の仲間の忘年会が入ったのだ。
家で浦和レッズとACミランの試合を見た。
1−0でミランの勝ち。
選手のサッカー技術スピードは雲泥の差。
レッズサポーターEさんによると、サパハンに勝った勢いでACミランも喰ってやろうという気持ちだったようだ。
夢をみせてもらった、というところか..。